MVP(Minimum Viable Product)とは?メリットデメリット、フレームワークを解説!

2022.11.16

MVP(Minimum Viable Product)とは?メリットデメリット、フレームワークを解説!

スタートアップ企業や新規ビジネス開発において欠かせないMVP。
市場のニーズが変化しやすい今、MVPを作成して検証することはDXを推進する上でも重要です。

このページでは、MVPの概要と作成することのメリットとデメリット、そしてMVP検証の進め方と活用に使えるフレームワークについて解説します。

MVPとは

MVPとは

まずは、MVPの概要と作成する目的、そしてリーンスタートアップとの関係性について解説します。

MVPとは顧客のニーズを満たし、市場に受け入れられる状態を目指すプロダクト

MVPとは、顧客のニーズを満たせる必要最低限の機能を備えたプロダクトのことを指します。

MVPを作成して開発に活かすことをMVP開発といい、想定するニーズが本当に市場とマッチしているかどうか確かめたい場合や、プロダクトが顧客の課題を解決できるか不確実な場合の開発に適しています。

MVPを作成して効果を検証した後は、顧客からのフィードバックを参考に、新機能の追加や修正を行います。

MVPを作成して検証を行うPDCAサイクルを回すことで、最終的に「PMF(Product Market Fit)」※になることを目指します。

※PMF(Product Market Fit):製品が顧客のニーズを満たし、適切に市場に受け入れられている状態のこと。

MVPを作成する目的

設計~リリースまで一貫した流れで開発を進める手法では、リリースするまでユーザーのフィードバックを得ることはできないため、失敗してしまうと開発にかけたコストや時間が無駄になってしまう恐れがあります。

そのため、仮説を満たすMVPを作成してリリースを行い、すぐにフィードバックを得るという仕組みを作ることで、コストやエンジニアの労力を無駄にするリスクを下げることができます。

そしてそのことは、DXを推進するためにも重要です。

流動性のある市場のニーズに合わせ、新たな技術やアイデアを取り入れることを推進するDXでは、MVPを作成して改善していく姿勢が求められます。

リーンスタートアップとの関係性

「リーンスタートアップ」とは、最小限のリソースと期間で最低限の機能を実装したプロダクトを作成し、ユーザーのフィードバックを得てより満足度の高い製品を開発する手法を指します。

MVPを作成する概念や手法は、リーンスタートアップを構成する要素の1つとして提唱されています。

MVPを作ることのメリットとデメリット

MVPを作ることのメリットとデメリット

次に、MVPを作ることのメリットとデメリットについて解説します。

MVPを作ることのメリット

MVPを作成する開発では、短期間かつ低コストで市場や顧客のニーズを把握することができ、よりニーズに沿ったプロダクトのリリースを行えるというメリットがあります。

そして市場に早くプロダクトを投入することで、販売収益と他社との競争的優位を得ることができます。

DXの推進が進む中、アジャイル開発のような短いスパンで設計からリリースを繰り返す開発手法と相性が良く、今後はMVPの活用が増えていくと考えられます。

MVPを作ることのデメリット

複雑な機能を必要とする製品の場合は、MVPの実装1回あたりに大きな工数がかかり、時間や労力が大きくなってしまうので適していません。

また、MVP開発は、短期間でリリースと改善を繰り返すことでメリットを得られる手法なので、数か月以上かかるような大規模なシステム開発には適していないといえます。

既にニーズが確定しており、仕様の変更を行う予定のないものは、ウォーターフォール型開発の方が適しています。

MVP開発の進め方とフレームワーク

MVP開発の進め方とフレームワーク

最後に、MVPを作成する開発の流れと、活用できるフレームワーク、そして開発のポイントについて解説します。

MVP開発の進め方

MVP開発は、主に以下の4つの工程で進めていきます。

STEP1:仮説を立て、必要最低限の機能を策定する

ターゲットとなるユーザーを定め、どんな課題やニーズを抱えているかを考え、それを達成するために必要な最低限の機能を選定していきます。

STEP2:MVPの作成

実際に顧客に使ってもらえる段階までMVPを開発していきます。

STEP3:データの検証

作成したMVPをユーザーに使用してもらい、フィードバックを得て追加で必要な機能や不要な機能について見極めていきます。

この際に、ユーザーのフィードバックを取り入れすぎて当初のコンセプトから脱線しないように注意が必要です。

STEP4:評価・データをもとに問題を修正

最後のSTEP4では、得られたフィードバックを元に修正や機能の追加を行い、再構築していきます。このSTEP1~4の工程を繰り返すことで、ニーズを学びながらより確実にニーズを満たす製品を開発することができます。

この工程を進めるにあたり、「MVPキャンパス」というフレームワークを活用できます。

MVPキャンパスでは、10個の要素から仮説検証を行うことができ、製品に搭載すべき機能や取得すべきデータを整理しながら、論理的に仮説を立てていくことができます。

MVPの種類

MVPを開発するには、様々な手法があります。

・コンシェルジュ
「コンシェルジュ」とは、サービスや製品が生む価値を、人の手で提供する方法です。

最大の利点としては、顧客との対話を通して反応を伺いながら、そこにお金が生まれるかどうかという「価値仮説※1」を判断できるため、できるだけコストを抑えたい場合におすすめです。

※1価値仮説:開発しようとしている製品が、顧客がお金を払うだけの価値があるかどうかを判断するもの

・プロトタイプ
「プロトタイプ」はコストがかかりますが、製品を形にして実際にユーザーに使ってもらうことができるため、目的に合わせて様々な仮説検証を行うことができます。

・オズの魔法使い
Webサイトやアプリなど、ユーザーに見える部分は完成させておき、裏側の処理を人力で行う方法として「オズの魔法使い」があります。こちらもコンシェルジュと同様に価値仮説を検証することができます。

・LP(ランディングページ)
「LP」は、提供予定のサービスの魅力を示したWebページを作成し、ユーザーがどのくらい事前登録してくれるかを測るものです。これにより、どのような人層が顧客となるのか市場仮説※2を検証できます。

※2市場仮説:提供する製品は、市場にニーズがあるのか、また将来的にニーズが成長しうるものなのかを判断するもの

MVP検証を成功させるためのポイント

MVPを作成するときには、価値仮説や市場仮説のどれを検証したいのかを明確にし、あらかじめ仮説を設定しておくとよいでしょう。

それによって、フィードバックを得たときの課題が明確になり、機能の選別がしやすくなります。

また、そもそもユーザーのニーズが不明瞭な場合は、「デザイン思考」が活用できます。デザイン思考では、ユーザーが自分でも気が付かなかった本当の願望を追及することができるため、質の高い製品の開発に繋げられるでしょう。

そして、MVPは完成度よりも早くフィードバックを得ることを重視するので、あらかじめ完成期限を定め、作成に時間やコストをかけすぎないように注意しましょう。

まとめ

MVP(Minimum Viable Product)とは?メリットデメリット、フレームワークを解説! まとめ

MVPについてまとめると、必要最低限の機能を備えたプロダクトを作成することで、ユーザーの本質的なニーズを知り、効率的に開発を進められるといえます。

ユーザーのニーズが変わりやすく技術の進化も早い今、PMFを実現するにはMVPの活用が不可欠です。

また、MVPはアジャイル開発とも相性が良く、短いスパンで良いプロダクトを開発し競争的優位を得るために有効です。

MVP開発を行う際は、検証したい仮説やコストに合わせて、MVPキャンパスや様々な手法を活用することができます。

そして、検証したい仮説を明確にし、デザイン思考のようなニーズ分析を活用することで、MVP検証を成功させることができるでしょう。
スタートアップ事業や新規開発を行いたいと考えている方は、ぜひMVPを活用してみてください。

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