クラウド時代のネットワークセキュリティの未来を担う「SASE(サシー)」とは?

2022.09.29

クラウド時代のネットワークセキュリティの未来を担う「SASE(サシー)」とは?

新型感染症の拡大によりリモートワークが浸透し、クラウドサービスを利用する機会が増えています。

サイバー攻撃を受けるリスクが高まる中、ゼロトラストの考え方でセキュリティ対策をより強固にするものとして、「SASE(サシー)」が注目を集めています。

このページでは、クラウド時代に欠かせないセキュリティ対策「SASE」について解説します。

SASEとは

SASEとは

最初に、SASEの定義や構成要素、そして関係する言葉との違いについて解説します。

SASEについて

SASEとは、「Secure Access Service Edge」の略で、セキュリティ機能とネットワーク機能を1つのクラウドサービスに統合させたフレームワークです。

現在、多くの企業では、様々なセキュリティツールやネットワークサービスを組み合わせて導入し、社内のデータセンターを経由してアクセスできる仕組みを採用しています。

一方でSASEは、クラウドに全てのサービスを集約しているので、どこからアクセスしても安全に、かつスムーズに利用できる環境を実現するものです。

DX推進が進むなか、企業の情報セキュリティやIT環境整備に関連する重要な概念として注目されています。

SASEの機能と構成要素

SASEは、1つのプラットフォームでセキュリティ機能とネットワーク機能を一元的に管理運用することを可能にし、利用者のデバイスや場所に依存しない開発環境を提供します。

例えば、セキュリティ機能にはWEBアクセスの制御や可視化を行う「SWG」や、クラウドサービスの利用状況を可視化・制御し一貫性のあるセキュリティポリシーを適用できる「CASB」などを搭載します。

また、ネットワーク機能には既存の物理回線の上に仮想的なWANを構築し、通信を監視・制御して適切にコントロールする「SD-WAN」などが搭載されることが多いでしょう。

ゼロトラストとの違い

近年のネットワークセキュリティで注目されるキーワードに「ゼロトラスト」があります。

ゼロトラストは、全ての通信を信頼しないという考えのもと、認証を受けた特定のユーザーやデバイスだけがデータやアプリケーションにアクセスできるようにしたものを指します。

SASEは、このゼロトラストの考え方に加え、ユーザーの利便性や開発業務の効率化を目指したソリューションといえます。

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SASEが生まれた背景

SASEが生まれた背景

SASEが生まれた背景として、クラウド時代におけるセキュリティ面と利便性に以下のような課題が生じたことが挙げられます。

セキュリティ対策の複雑化

リモートワークの浸透とクラウドサービスの活用が増えることで、複数のセキュリティ対策を管理・運用する必要があります。

様々な場所からのアクセスを管理するモバイルVPNや、クラウドセキュリティの適用など、必要に応じてセキュリティツールを追加したことにより、システムが複雑化しています。

それにより、セキュリティ対策を管理する人的・運用コストが増加する課題や、システムのポリシーを統一できずにいることでセキュリティ対策に抜け穴が生じる課題が生じています。

その状況を放置していると、例えばマルウェア感染が発覚した場合、どの端末が攻撃されてどんな情報が被害を受けたのかが特定できず、原因究明に時間がかかります。

このように、複数のセキュリティ対策を行っていても、複雑化していたり管理が不十分だったりすると、リスクが高まってしまうという課題が生じています。

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アクセス方法とエンドポイントの多様化

従来のセキュリティ対策は、社内のネットワークと外部インターネットとの境界に、ファイアウォールやプロキシーなどを設置し、監視・制御を行えば完結していました。

しかし、リモートワークの拡大により、社外ネットワークを介して業務アプリケーションを利用することが増えているため、今後は社内外問わず、全ての通信に対してセキュリティ対策を行う必要があります。

ネットワーク利用の急増により利便性が低下

新型感染症の拡大で急速にリモートワークが普及したことにより、ネットワーク回線やセキュリティツールにおいてトラフィックが急増しています。

例えば社員の大半が自宅からクラウドサービスを利用する場合は、一度に多くの通信がデータセンターを経由するため、トラフィックが急増し回線の帯域が逼迫してしまいます。

またVPN接続数が設定よりもオーバーしてしまった場合、空きが出るまでシステムにアクセスできない事態が生じてしまいます。

今後はリモートワークを前提としたクラウドサービスの活用を想定し、最適なネットワークとセキュリティツールを設置する必要があります。

SASE導入のメリットと導入における注意点

SASE導入のメリットと導入における注意点

最後に、SASEを導入することで得られるメリットと、導入する上での注意点について解説します。

SASE導入のメリットと高い効果が期待できる企業の特徴とは

SASEは、ネットワークとセキュリティの一元管理を可能にするため、運用コストの低減や生産性の向上が期待できます。

また、データセンターを経由せず直接クラウドにアクセスできるようになるため、通信速度の低下や品質の劣化を防ぎ、快適な通信利用が可能になり業務効率化につながります。

このことで最適なリモートワーク環境を提供できるため、働き方改革の推進にもつながり、エンジニア不足の解消にも役立つでしょう。

そして、全てのアクセスはSASEを経由するため、1つのセキュリティポリシーに基づいて包括的にセキュリティ対策を実施することができ、ゼロトラストが実現します。

国内外に拠点をもつ企業やリモートワークを推進している企業、そしてクラウドネイティブな企業にとっては、SASEを導入することで大きなメリットがあるといえます。

サイバーセキュリティ対策を考える上で、経費を節約したい場合は、「サイバーセキュリティ対策促進助成金」を活用できるので、ぜひ検討してみてください。

引用:サイバーセキュリティ対策促進助成金の申請案内

SASE導入時の注意点

SASEを導入する際は、企業の既存のシステムを丸ごと切り替えることになるため、部署間の連携が必要になります。

また、SASEにどの機能を搭載するのか入念に計画する必要があるため、SASEに知見のある専門的な人材やアウトソースの活用も検討してみてください。

そして、将来的にSASEがサイバー攻撃の標的になる可能性もゼロではありません。常に完璧なセキュリティ対策はあり得ないというゼロトラストの考えを念頭に置いておきましょう。

まとめ

クラウド時代のネットワークセキュリティの未来を担う「SASE(サシー)」とは? まとめ

SASEについてまとめると、セキュリティ機能とネットワーク機能を1つのクラウドサービスに統合させたフレームワークで、クラウド時代に欠かせないものといえます。

クラウドサービスの利用が増えたことでセキュリティリスクが高まり、利便性が低下したことをきっかけに誕生し、ゼロトラストに利便性を追加したソリューションといえるでしょう。

SASEを導入することで、セキュリティレベルの向上や業務効率化につながります。

社内のネットワークシステムやセキュリティ対策を考えたいという方は、ぜひSASEの導入を検討してみてください。

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