Microsoft Dynamics 365 Copilotとは?自然言語AIで横断的な業務効率化を実現!

2023.06.27

Microsoft Dynamics 365 Copilotとは?自然言語AIで横断的な業務効率化を実現!

Microsoftは、米国時間の23年3月6日、CRM・ERPソフトに自然言語AIであるGPT-4を搭載し、複数の業務を横断して効率化するツール「Microsoft Dynamics 365 Copilot」を発表しました。

そして、5月23日に追加発表されたプラグインは、よりビジネス全体を効率化させる拡張性を持つとして期待されています。このページでは、Microsoft Dynamics 365 Copilotの仕組みや効率化できる業務、そしてMicrosoftが目指すAI技術の活用法について解説します。

Microsoft Dynamics 365 Copilotの概要

Microsoft Dynamics 365 Copilotの概要

まずは、Microsoft Dynamics 365 Copilotの概要について解説します。

Microsoft Dynamics 365 Copilotとは

Microsoftには、基幹業務アプリケーションをクラウドに統合した「Dynamics 365」やデータ分析や自動化プロセスの作成に対応するアプリの総称である「Power Platform」、そして「Office 365」のようなCRM・ERP(統合基幹業務システム)ソフトがあります。

Microsoft Dynamics 365 Copilotは、これらの業務ソフトウェアに自然言語AIである「GPT-4」を搭載し、全てのアプリを横断して作業を自動化・効率化するAIソリューションです。

例えば、カスタマーサービスでの問い合わせ対応や顧客へのメール送信のほか、会議の内容を要約し概要をチャットで通達するといった様々な作業を自動的に行います。

また、ユーザーが使いこなせていないMicrosoftのアプリの活用支援を行い、組織のスキル底上げをサポートする機能も有しており、ソフトウェアの効率的な活用を促進します。

GitHub Copilot Xとの違い

業務ツールに自然言語AIを搭載したツールとして「GitHub Copilot X」があります。GitHub Copilot Xは、GitHubとOpenAIが共同で開発したGitHub CopilotにGPT-4を搭載し、チャット機能を組み込んだ次世代のコーディング支援機能です。

GitHub Copilot Xは、コードの生成や変換、ドキュメント作成などに特化しているのに対し、Microsoft Dynamics 365 Copilotはより幅広いソフトウェアでの業務を効率化・自動化する点が異なります。

★以下の記事もよく読まれています。

Microsoft Dynamics 365 Copilotの仕組み

Microsoft Dynamics 365 Copilotの仕組み

 

Microsoft 365 Copilot は、Microsoft 365 Appsを含む次の要素で構成されます。

Microsoft 365 Apps

Microsoft WordやExcel、PowerPointといったofficeソフトのほか、メールソフトのOutlookやチャットツールのTeamsなどを総称したものが「Microsoft 365 Apps」です。

日本では業務ソフトとしてMicrosoft 365 Appsを利用するケースが多いため、これらに関わる業務をMicrosoft Dynamics 365 Copilotによって効率化・自動化することで、急速にDXが進むと期待できます。

大規模言語モデル (LLM)

「大規模言語モデル」とは、大量のテキストデータを使ってトレーニングされた自然言語処理モデルであり、ChatGPTに搭載されているGPT-3.5などがあります。
(※有料プラン「ChatGPT Plus」にはGPT-4を搭載)

Microsoft Dynamics 365 Copilotには、GPT-4が搭載され自然言語処理能力が高いだけでなく、画像の認識や複雑な条件にも対応する点が特長と言えます。

Microsoft Graph

「Microsoft Graph」とは、REST APIを利用してMicrosoft 365 AppsやWindows、そしてEnterprise Mobility +Security(EMS)などを連携させて様々なデータを取得・処理できる統合型プログラミングモデルです。複数のソフトウェアをまたいで行う業務を効率化・自動化させる際に重要な役割を担います。

Business Chat

個別のアプリだけでなく、複数のソフトウェアを横断してデータを収集・分析するMicrosoft Dynamics 365 Copilotの機能を「Business Chat」と言います。

例えば、ユーザーがMicrosoft 365 Appsの中でプロンプト(命令)を与えると、Business ChatはMicrosoft Graphを通して命令とデータを結びつけてLLMに送り、LLMはChatGPTのように処理を行ってユーザーに返答するという仕組みになっています。

このように、複数のソフトウェアにあるデータを自動で収集・分析できるBusiness Chatの機能がMicrosoft Dynamics 365 Copilotの特長と言えます。

Microsoft Dynamics 365 Copilotでできること

Microsoft Dynamics 365 Copilotでできること

次に、Microsoft Dynamics 365 Copilotで具体的にどのように業務が効率化するのかを解説します。

Microsoft 365アプリと連携して作業を効率化する

Microsoft Dynamics 365 Copilotは、Microsoft 365の様々なアプリの業務をサポートします。

例えば、Wordでは記事の執筆に関わる情報収集や編集に要する時間の短縮を実現し、Excelではデータの探索や分析を行って互いの相関性を明らかにして戦略的活用に役立てます。

また、PowerPointではプレゼン資料のプロンプトや過去のスライドを掲示すると情報や画像の収集を行い、自動的にプレゼン資料を作成します。そしてOutlookでは、受信トレイから必要なメールの抽出や送りたいメールの文面作成を行います。

さらにTeamsでは、会議の内容を要約してハイライトを作成したり、意見の一致・不一致を整理し、論点をまとめて次のアクションを提案したりすることができます。

Business Chatで複数のアプリを横断する業務の生産性を高める

Business Chatは、Microsoft 365アプリとその他のアプリを統合し、膨大なデータを収集して整理・分析を行います。

この機能はチーム内で共有して活用できるため、例えば「午前の会議で決まった戦略方針をまとめて、営業部にTeamsとメールで報告してください」などと指示すればLLMが対処してくれます。

スキルの向上や提案

Microsoft Dynamics 365 Copilotは、ユーザーの業務を効率化するだけでなく、ユーザーが使いこなせていないアプリの活用サポートも行います。

Microsoftによると、ユーザーの多くはMicrosoft 365アプリの数千ものコマンドのうち「表の挿入」といった一部のコマンドしか活用できていないことが判明しています。Copilotが未活用の機能を提案・サポートすることで、ユーザーと組織のスキル向上につながるとしています。

Microsoft Dynamics 365 Copilotが実現すること

Microsoft Dynamics 365 Copilotが実現すること

最後に、Microsoft Dynamics 365 Copilotが目指していることについて解説します。

Microsoft Dynamics 365 Copilotが目指していること

Microsoftが行った最新のWork Trend Index調査によると、人々は膨大なデータやメール・会議・通知への対応が大きな負担となっており、イノベーションにつながる創造的な作業にリソースを費やせていないと懸念しています。

Microsoftは、AIが反復的なタスクを代行することで業務の生産性を高めるだけでなく、個人の能力を生かして質の高いサービスを生み出せるようになるとしています。

また、AIは人々の仕事を奪うのではなく、「copilot(副操縦士)として人が主体で行う業務を補助するもの」と認識し、人が有意義な業務に集中できるよう環境整備に務めるものであると強調しています。

高セキュリティ環境で自然言語AIの活用を実現

Microsoft Dynamics 365 Copilotは、Microsoft Azure OpenAI Serviceによってエンタープライズグレードのセキュリティ、コンプライアンス、そしてプライバシーを継承しています。

そして、CopilotのLLMはユーザーの許可なくビジネスデータにアクセスすることは無く、データがLLMのトレーニングに使用されたり組織外に情報が漏えいしたりする恐れもありません。

さらに、Microsoft Dynamics 365 Copilotは「AIの原則」「Responsible AI Standard」を指針としており、誤報や偽の情報のフィルタリングを行い、差別的コンテンツの促進防止などの機能も改善を続けています。

※参考元:Dynamics 365 が搭載する Copilot のデータ セキュリティとプライバシーの透明性に関するメモ|Microsoft

まとめ

Microsoft Dynamics 365 Copilotとは?自然言語AIで横断的な業務効率化を実現! まとめ

Microsoft Dynamics 365 Copilotについてまとめると、「Dynamics 365」や「Power Platform」、そして「Office 365」といったCRM・ERPソフトに自然言語AIである「GPT-4」を搭載し、全てのアプリを横断して自動化・効率化するAIソリューションと言えます。

Microsoft Dynamics 365 Copilotは、主にMicrosoft 365 Appsや大規模言語モデル、Microsoft Graph、そしてBusiness Chatから構成されます。

Microsoft Dynamics 365 Copilotでは、次のような業務効率化が期待できます。

・Microsoft 365アプリと連携して作業を効率化する
・Business Chatで複数のアプリを横断する業務の生産性を高める
・スキルの向上や提案

Microsoft Dynamics 365 Copilotが反復的なタスクを代行することで業務の生産性を高めるだけでなく、人が自身の能力を生かして質の高いサービスを生み出せるようにサポートすることを目指しています。

また、AIは人の仕事を奪うのではなく、人が有意義な業務に集中できるよう環境整備に務めるものである点も強調しています。

そして、Microsoft Dynamics 365 CopilotはMicrosoftのセキュリティ環境と「AIの原則」を継承しているため、安心して利用できる点も特長と言えます。

Microsoft Dynamics 365 Copilotは、現時点(23年6月)ではプレビュー段階ですが、今後Microsoft製品を利用する多くの企業で導入が進むと予想されます。

ぜひ、自社ではMicrosoft Dynamics 365 Copilotによってどのような業務を効率化できるのかを考えてみてください。

人材不足でお悩みの企業様へ

IT業界では長年課題となっている「慢性的な人材不足」と「案件の低単価化」…

この課題を解決するBtoBマッチングサービスがあるのをご存じですか?

その名も「ふるリモエンジニア」。

ふるリモエンジニア」は、フルリモート案件に特化し、システム開発案件を発注したい企業と受注したい企業を直接つなげることで、全国から開発リソースの確保することが可能になります。

人材不足でリソースを確保したい

リソース不⾜が原因で、 相談や依頼のあったシステム開発の受注を断念した経験はありませんか?

ふるリモエンジニア」では、開発体制の⼀部をフルリモート化することで、全国の実績豊富な開発企業と協業体制を築きます。

人材不足、リソース不足でお困りの企業様はぜひ一度ご相談ください。(詳細はコチラ)

発注企業様向けに新しく『Freeプラン』をリリースいたしました。

今だけ『初期費用0円キャンペーン』実施中のため、「完全無料」で当サービスの利用を開始していただけます。

ぜひ、この機会に「ふるリモエンジニア」へお申し込みいただき、サービスをお試しください。

※案件のご掲載をご希望の場合は、有償プランへのアップグレードが必要となります。

エンジニアをお探しの企業様へ フルリモート開発で人材不足を解決!まずは資料請求してみませんか?

案件を獲得したい

ふるリモエンジニア」は、システム開発を依頼したい企業と直接つながることができるBtoBマッチングサービスです。

フルリモート案件に特化することで、全国どこでも開発が可能となり、いままで断念していた案件の獲得も可能となります。

案件を獲得したい企業様はぜひ一度ご相談ください。(詳細はコチラ)

案件をお探しの企業様向けに『お試しキャンペーン』を実施しております。

キャンペーン期間中は、エンジニア登録2名様まで「完全無料」で当サービスをお試しください。

ぜひ、この機会に「ふるリモエンジニア」へお申し込みいただき、サービスをお試しください。

※3名様以上のご登録をご希望の場合は、有償プラン月額11,000円へのアップグレードが必要となります。

お試しキャンペーン

フルリモートに特化した開発案件が見つかる!まずは資料請求してみませんか?

アバター画像

ふるリモ編集部

ふるリモメディア編集メンバーが不定期で更新します。
システムエンジニア業界と社会の動向から今話題の最新トピックまで、わかりやすく紹介します!

関連記事Related article

おすすめ記事Recommend

ジャンルから記事を探すSearch by genre

カテゴリから記事を探すSearch by category

案件をお探しの企業様へ フルリモートに特化した開発案件が見つかる「ふるリモエンジニア」のサービス詳細はこちら案件をお探しの企業様へ フルリモートに特化した開発案件が見つかる「ふるリモエンジニア」のサービス詳細はこちら
エンジニアをお探しの企業様へ ふるリモエンジニアならBtoBでエンジニアの⼈材不⾜を解決!サービス詳細はこちらエンジニアをお探しの企業様へ ふるリモエンジニアならBtoBでエンジニアの⼈材不⾜を解決!サービス詳細はこちら