企業や行政のDXを推進する「ジャパン・メタバース経済圏」とは

2023.04.17

企業や行政のDXを推進する「ジャパン・メタバース経済圏」とは

2023年2月、JCBやみずほフィナンシャルグループなどを含む10社は、JP GAMESが取り組む「ジャパン・メタバース経済圏」の創出に向けた合意書を締結しました。

このページでは、ジャパン・メタバース経済圏の基盤である「リュウグウコク(仮)」が実現することやJP GAMESの創設者である田畑端氏が目指す姿について解説します。

ジャパン・メタバース経済圏とは

ジャパン・メタバース経済圏とは

まずは、ジャパン・メタバース経済圏の概要について解説します。

ジャパン・メタバース経済圏の概要

ジャパン・メタバース経済圏とは、TBT LabグループのJP GAMESが開発したオープン・メタバース基盤「リュウグウコク(仮)」を活用し、多様なメタバースを集めた共通基盤を指します。

デジタル庁Web3.0のアドバイザーでもある田畑端氏が「ゲームの力で日本をアップデートする」というコンセプトのもと、企業や行政のDXを推進し消費者のEX(エクスペリエンス・トランスフォーメーション)実現を目指す取り組みです。

今まで、企業や行政それぞれがバーチャルマーケット等でメタバース空間を展開することはあっても、それを統合する基盤が無かったため、ユーザーは個々で認証を受ける必要がありました。

今後、ジャパン・メタバース経済圏に複数のメタバースが統合されることで、ユーザーは多様な仮想空間を自由に行き来し、サービスを利用することが可能になります。

ジャパン・メタバース経済圏のさらなる拡大を目指す

ジャパン・メタバース経済圏の創出の基本合意に参加した企業は下記10社となり、各社は初夏を目途にメディア発表会を予定しています。

参加企業

・株式会社ジェーシービー

・株式会社みずほフィナンシャルグループ

・株式会社三井住友フィナンシャルグループ

・株式会社三菱UFJフィナンシャル・グループ

・株式会社りそなホールディングス

・損害保険ジャパン株式会社

・凸版印刷株式会社

・富士通株式会社

・三菱商事株式会社

・TBT Lab株式会社

※2023年4月現在

※引用元:「ジャパン・メタバース経済圏」創出に向けた基本合意書の締結について |富士通

そして、今後もこの構想に賛同する企業を募り、国内外の企業や行政にサービスを提供することでジャパン・メタバース経済圏の拡大を目指しています。

ジャパン・メタバース経済圏を構成するもの

ジャパン・メタバース経済圏を構成するもの

次に、ジャパン・メタバース経済圏を構成する基盤やソリューションについて解説します。

ジャパン・メタバース経済圏のメタバース基盤「リュウグウコク(仮)」

リュウグウコク(仮)とは、オンライン異世界RPGの世界観を用いたBtoBオープンメタバース基盤であり、JP GAMESが開発したメタバース構築フレームワーク「PEGASUS WORLD KIT」を用いて構築されます。

企業のメタバースコンテンツやサービスは、それぞれが街や城、乗り物となって世界をさまよい、ユーザーはRPGをプレイする感覚でそれらを楽しむことができます。

また、本人認証や各種決済、保険といったデジタル認証に関する機能も有するため、オープンかつセキュリティ性に優れたメタバース空間が実現します。

ジャパン・メタバース経済圏の3つのソリューション

ジャパン・メタバース経済圏を構築する基盤「リュウグウコク(仮)」では、3つのソリューションを提供します。

「AUTO LEARNING AVATAR」(ALA)

ALAは、デジタルツインとしてユーザーの行動や趣味、嗜好を自動で学習し、よりパーソナライズした情報を提供するアバター機能です。ユーザーは自身が求める情報やサービスを適切なタイミングで受けることができます。

「PEGASUS WORLD KIT」(PWK)

PWKは、ゲームエンジン「Unreal Engine」を活用したメタバース構築フレームワークであり、世界初のパラリンピック公式ゲームである「The Pegasus Dream Tour」をもとに開発されました。

アバターや街並み、キャラクターなどのグラフィックを有しており、ゲーム作りに必要な機能を組み合わせることでユーザーのEXを実現するバーチャル空間を作ることができます。

そして、PWKにはJCBのID機能やソラミツのブロックチェーン技術も含まれているため、ユーザーは複数の仮想空間で自身のIDや決済情報、そして利用データも引き継ぐことができます。

PWKは「ゲームだけでなく、ゲーム要素のある空間も作ることができるツール」であり、行政や企業向けのDX支援ツールとして活用が期待されています。

「MULTI MAGIC PASSPORT」(MMP)

MMPは、ユーザーが複数のメタバース空間を自由に行き来するための身分証明書です。
ID認証や決済機能のほか、NFTやアバタースキンなど、ユーザーがスムーズにサービスを利用するための情報を登録することができます。

そしてこれらの情報は、現実世界でも企業の顧客の購買傾向やニーズの把握に役立てられます。

ジャパン・メタバース経済圏の賛同企業はノウハウを提供

本構想の賛同企業は、それぞれの保有するデジタル技術やノウハウをジャパン・メタバース経構の構築に役立てています。

例えば、みずほフィナンシャルグループは、決済サービス「Jコインペイ」の技術を応用して金融サービスにメタバースを活用する取り組みを行っているため、メタバースコインの提供や地域DXの推進事業、そしてMMP/決済領域での機能・ノウハウの提供を行っています。※1

また、凸版印刷は、生成したアバターをNFT化し不正利用やなりすましを抑止するアバター生成管理基盤「AVATECT™(アバテクト)」や、高精細でセキュアなメタバースのプラットフォーム「MiraVerse®」などを運用するノウハウを提供しています。※2

※参考元1:J-Coin Pay|みずほ銀行
参考元2:凸版印刷、ビジネス向けメタバースサービス基盤「MiraVerse®」を開発|凸版印刷

ジャパン・メタバース経済圏が目指すもの

ジャパン・メタバース経済圏が目指すもの

最後に、田畑端氏の展望とともにジャパン・メタバース経済圏が目指す姿について解説します。

ジャパン・メタバース経済圏でIT技術とサービスを統合する

ジャパン・メタバース経済圏を構築することで、ゲーミフィケーション、フィンテック、そしてICT(情報通信技術)を実現し、テクノロジーとサービスの統合を目指します。

ゲーミフィケーションとは

ゲーミフィケーションとは、アイテムの獲得やレベルアップのようなユーザーを熱中させる要素をマーケティングや組織作りに活用し、ユーザーとの関係性を強化する行動デザインを指します。

例えば飲食店では、ポイントを貯めると無料のドリンクやトッピングを追加できる報酬プログラムのような、ユーザーのリピート率向上を目指す仕組みがありますが、それもゲーミフィケーションの一つと言えます。

フィンテックとは

FinTech(フィンテック)とは、金融(Finance)と技術(Technology)を組み合わせた造語です。キャッシュ決済や仮想通貨、そしてクラウドファンディングなどお金の管理や支払い、資産運用といった幅広い金融サービスを便利にすることでユーザーのEXを向上することを目指します。

ICT(情報通信技術)とは

ICTは「Information and Communication Technology」の略であり、インターネットを経由して人と人とをつなぐ役割を果たすものの総称です。

身近なところでは、例えばリモートワーク中に同僚にデジタル書類を送付することもICTであり、IoT家電の活用や教育・医療の分野でIT技術を活用し、業務の効率化をはかることもICTと言えます。

田畑端氏がジャパン・メタバース経済圏で目指すもの

田畑氏は、利便性や娯楽性をもつメタバースと無限の可能性を秘めるゲームの力を活用し、地球環境やコミュニティー、そして社会に良い影響を与える状態「ソーシャルグッド」の実現を目指しています。

今後は、国内外でメタバースを活用したサービスの提供が進むと予想されるため、メタバースビジネスに関わるゲーム開発エンジニアや3DCGデザイナーへの需要は高まります。

また、例えばイベント時に多くのアクセスが集中しても耐えうるサーバーを開発したり、ネイティブアプリでスムーズにメタバース空間を楽しめる環境整備を行ったりと、職種を問わずメタバースの利用を意識する必要があると言えます。

そのため、サーバー開発エンジニアやスマホアプリ開発エンジニアなど、職種を問わずメタバースに関する知見を得ておくと良いでしょう。

※参考元:スクエニ退社から2年半、田畑端氏にいまとこれからを聞く。新規事業に取り組みつつ大作2タイトルを開発中 | ゲーム・エンタメ最新情報のファミ通.com 

まとめ

企業や行政のDXを推進する「ジャパン・メタバース経済圏」とは まとめ

ジャパン・メタバース経済圏についてまとめると、JP GAMESが開発したオープン・メタバース基盤「リュウグウコク(仮)」を活用し、多様なメタバースを集めた共通基盤と言えます。

国内の10社が田畑端氏のコンセプト「ゲームの力で日本をアップデートする」に賛同し、メタバースを活用したDXや消費者のEX実現を目指すツールとして注目されています。

複数のメタバース空間で行き来することを可能にするメタバース基盤「リュウグウコク(仮)」では、次の3つのソリューションを提供します。

・AUTO LEARNING AVATAR:アバターを通じて表現されるデジタルツイン
・PEGASUS WORLD KIT:メタバース構築フレームワーク
・MULTI MAGIC PASSPORT:ID認証や決済機能を担う身分証明書

ジャパン・メタバース経済圏は、IT技術とサービスを統合することで、ゲーミフィケーションやフィンテック、そしてICTを実現します。

そして、田畑端氏はメタバースとゲームがもつ利便性や娯楽性、そして無限の可能性を活用し、社会貢献や課題解決といったソーシャルグッドの実現に役立つとしています。

今後は、メタバースやゲームをビジネスに活用するサービスの提供が進み、メタバースビジネスに関わるメタバースエンジニアに対する需要は高まると予想されます。

ぜひ、自社の事業は、ジャパン・メタバース経済圏のような多様なメタバースを集めた空間においてどのように成長することができるのかを検討してみてください。

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