【デスクトップ仮想化(VDI)】VMware Horizonで未来の働き方を見据える

2023.03.16

【デスクトップ仮想化(VDI)】VMware Horizonで未来の働き方を見据える

代表的なデスクトップ仮想化ソフトウェアの1つ「VMware Horizon」。XenやKVMといった仮想化ソフトウェアがある中で、VMware Horizonが多く選ばれる理由とは何でしょうか。

このページでは、VMware Horizonの概要とデスクトップ仮想化(VDI)について、そして特長や効果的な活用について解説します。

デスクトップ仮想化(VDI)を実現するVMware Horizon

デスクトップ仮想化(VDI)を実現するVMware Horizon

まずは、VMware Horizonの概要とデスクトップ仮想化について解説します。

VMware Horizonとは

VMware Horizonとは、デスクトップ仮想化を実現するための製品シリーズの総称です。

仮想基盤「vSphere」やUX(ユーザエクスペリエンス)分析を行う機能、そして統合管理といった多岐にわたるコンポーネントによって構成され、複数のクライアント端末を集約することでデータの一元管理、運用を可能にします。

VMware Horizonが実現する「デスクトップ仮想化」とは

「仮想化」とは、専用のソフトウェアを用いてサーバーやCPU、メモリ、HDDそしてSSDといったハードウェアを仮想環境で動作させることを指します。

そして「デスクトップ仮想化」は、サーバー上に仮想化されたデスクトップ環境を構築し、各パソコンに画面を転送して利用できるようにしたものです。ユーザーは自身のパソコンを利用しながらサーバー上で業務を遂行でき、データもサーバーに保存することができます。

今まで別々に管理していたデータや端末を一つのプラットフォームで一元管理することで、作業効率の向上やリソースの有効管理につながります。

VMware Horizonを中心とするデスクトップ仮想化が注目される背景

新型感染症の拡大や働き方改革によるリモートワークの普及、そして企業のBCP対策としてデスクトップ仮想化が注目されています。

働く場所を自由に選べる環境を整備することで、地方人材や出社が難しい人材も雇用することができ、IT人材不足の解消につながります。

また、データは全てサーバー上に保存されセキュリティ管理されるため、端末を社外へ持ち出したことで起こり得る情報漏えいも防ぐことができます。

そして、災害時に企業が損害を受けたとしても、サーバーにデータがあれば被害を最小限に留めることができるため、事業を継続させるBCP対策としても有効です。

VMware Horizonの特長

VMware Horizonの特長

次に、VMware Horizonの特長について解説します。

堅牢な仮想化基盤vSphereと豊富な製品群

VMware社は1998年から仮想化製品群を提供してきた企業であり、仮想化ベンダーとしては特に知名度も信頼性も高いと言えます。

また、基幹システムや統合管理、ネットワーク、そしてデスクトップなど様々なシステムの仮想化製品を備えているため、VMwareの製品だけで仮想化環境を構築できるほど機能が充実しています。

そして、その仮想化環境を構築する基盤vSphereは、自動的に仮想マシンの再配置を行い、サーバーの負荷を分散させるという機能性の高さも特徴的です。

VMware Horizonはオンプレでもクラウドでも利用可

VMware Horizonは、オンプレミスとクラウドの両方で利用できます。大規模企業や人数が増減する可能性の低い環境にはオンプレミスが適しており、初期費用を抑えて柔軟性の高い仮想化技術を迅速に利用したい場合はクラウドが向いています。

特に、地方人材や出社が難しい人材であっても、自前で開発機器を揃える必要がないクラウド版は、リモートワークやハイブリッドワークの普及に役立つでしょう。

VMware HorizonのUXが高い理由

VMware Horizonには、エンジニアのUX向上につながる特長があります。

アクセスが集中しても問題なく利用できる

VMware Horizonにはストレージアクセラレーターが搭載されているため、仮想マシンのデータをキャッシュしておくことができ、ストレージの負荷を軽減させることができます。

この機能により、リモートワークで始業する際に従業員が一斉にログインすることでサーバーに負荷がかかり、なかなかアクセスできないという「朝9時問題」を防止することができます。

迅速にセキュリティの高い仮想環境が展開できる

VMware Horizonにはリンククローン機能があります。「リンククローン機能」とは、仮想化する上でモデルとなるマスターイメージとユーザーデータをリンクさせ、効率的に仮想デスクトップを構築できる機能を指します。

リンククローン機能によってリンク付けをしておくことで、仕様に変更が生じてもマスターイメージにパッチを適用するだけで、全ての仮想デスクトップに変更が反映されます。さらに、近年ではリンククローン機能を進化させた「インスタントクローン」によって、より短時間で仮想デスクトップを展開できるようになりました。

また、VMware Horizonには仮想環境においてプロファイルやポリシーの設定を管理するUEM(User Environment Manager)がありますが、それを進化させたDEM(Dynamic Environment Manager)では、ユーザーがアプリケーションの設定も管理することができます。

この機能により、ユーザーはアプリのログオフ後も個別で設定した情報を引き続き利用することができ、効率的な運用が実現します。

コミュニケーションツールと連携しやすい

VMware Horizonは、Microsoft TeamsやZoomといったコミュニケーションツールとも連携しやすいため、オンライン会議や音声通話中のデスクトップ共有もシームレスに行えます。

VMware Horizonの機能と効率的な活用

VMware Horizonの機能と効率的な活用

最後に、VMware Horizonに備わる機能と効率的な活用について解説します。

VMware Horizonの機能

VMware Horizonには多くの機能がありますが、代表的なものに次のような機能があります。

・vSphere Desktop:VDIを実現するための基盤構築プログラム。
・vSAN for Horizon:必要なストレージ環境を迅速に構築。
・vRealize Operations for Horizon:VDI環境の監視とレポート作成、UX分析を行う。
・VMware Cloud Foundation for Horizon:システムの簡素化とセキュリティ強化。
・User Environment Manager:あらゆるWindowsデスクトップ環境のプロファイルやポリシーの設定を管理。
・VMware App Volumes:HorizonやCitrix Virtual Apps and Desktops、そしてRDSHを使用した仮想環境に適したアプリケーションおよびユーザーの統合管理ソリューション

これらの機能は互いに連携性に優れており、一貫性のある仮想デスクトップを構築することができるのでパフォーマンスの向上が期待できます。

VMware Horizonのクラウド版「Horizon Cloud」について

VMware Horizonには、自社のクラウド基盤にデスクトップ仮想化を行う「クラウドホスト型」と、クラウドベンダーがクラウド上でVDI環境を提供する「DaaS」型、そして自社のサーバーに仮想化環境を構築するオンプレミス型があります。

Horizon Cloudは、クラウドホスト型とDaaS型ともに設計や構築、運用にかかる工数を大幅に削減できるうえ、月額従量課金で迅速かつ低コストで導入できる特長があります。

また、利用者の増減にも対応するので、オンプレミス型よりも柔軟性が高い特長もあります。今後は、大規模な開発環境や仕様の変更が少ないケースを除き、クラウドホスト型やDaaS型の導入が進むと言えるでしょう。

RDSHとVDIについて

VMware Horizonには、デスクトップ仮想化の方式として、VDIのほか「RDSH(Remote Desktop Session Host)」があります。RDSHは複数人で1つの仮想サーバーを共有できるため少ないリソースで済む点がメリットですが、管理者の権限設定によっては使用できないアプリもあるため、自由度は下がります。

一方でVDIは、1人で1つの仮想サーバーを保有するため必要なリソースが増え、コストが上がるというデメリットはありますが、存分にリソースを使うことができるため自由度が高いと言えます。

ユーザーが使用するアプリの数は限られ、特定のアプリだけを使用できれば問題ない場合にはRDSHを、1人のユーザーが様々なアプリを活用したい場合にはVDIが適しているでしょう。

まとめ

【デスクトップ仮想化(VDI)】VMware Horizonで未来の働き方を見据える まとめ

VMware Horizonについてまとめると、仮想基盤「vSphere」を提供するVMware社のVDI製品シリーズの総称であり、多様な機能を有するデスクトップ仮想化ソフトウェアだと言えます。

デスクトップ仮想化をすることで、データや端末を一つのプラットフォームで一元管理することができ、作業効率の向上やリソースの有効管理が実現します。

また、デスクトップ仮想化はリモートワークや働き方改革の推進、そして企業のBCP対策としても注目されています。

VMware HorizonはvSphereが拡張性・機能性が高いことやオンプレミスとクラウドの両方で利用できること、またストレージアクセラレーターやリンククローン機能などによってユーザーのスムーズなデスクトップ仮想化を実現する点が特長です。

VMware Horizonを効率的に活用するには、自社の開発環境に合わせてクラウドホスト型やDaaS型、そしてオンプレミス型を選択し、またRDSH方式とVDI方式のどちらが適切かを検討してみると良いでしょう。

今後は、リモートワークやハイブリッドワークなど様々な働き方が導入され、効率性とセキュリティ性を高めるにはVMware HorizonのようなVDIの活用が欠かせません。ぜひ、自社ではどのように導入できるのか検討してみてください。

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