Starlink(スターリンク)が起こすインターネット革命!情報格差の解消と宇宙ビジネスの可能性

2023.02.02

Starlink(スターリンク)が起こすインターネット革命!情報格差の解消と宇宙ビジネスの可能性

インターネットに革新を起こす技術として注目されている衛星コンステレーション「Starlink(スターリンク)」。

Starlinkは情報格差の解消や新たな宇宙ビジネスへの足掛かりとして、様々な業界で導入が始まっています。

このページでは、Starlinkの概要とStarlinkがインターネット業界に与える変革、そして実際にStarlinkを活用してどのようなサービスが生まれているのか、事例を交えて解説します。

SpaceX(スペース・エックス)社が開発したStarlink

SpaceX(スペース・エックス)社が開発したStarlink

まずは、Starlinkの概要とStarlinkを開発したSpaceX社について解説します。

Starlinkとは

Starlinkとは、インターネット用の衛星コンステレーションのことを指します。
「コンステレーション」とは英語で「星座」のことであり、たくさんの衛星が星座のように点と線で連なり、協調動作を行う様子を表しています。

従来の衛星は地上から36,000km離れていてインターネット通信には向きませんでしたが、Starlinkは地上550㎞(東京から大阪までの距離と同じ)と近いため、高速通信が可能になりました。

そして、従来の地上回線では通信が難しかった山奥のような僻地であっても、Starlinkはアンテナさえ設置すれば通信可能になります。

そのため、例えば2022年1月に火山噴火が起きたトンガや、2022年2月からロシア侵攻を受けているウクライナでもインターネット復旧に活用され、世界中でその技術が注目されています。

Starlinkを開発したSpaceX社とは

Starlinkを開発したのは、イーロン・マスク氏がCEOを務める米の航空宇宙メーカーSpaceX(スペース・エックス)社です。民間企業で初めて有人宇宙飛行を成功させた企業としても注目を集めています。

同社は世界の隅々まで高速インターネットを届けることを目的にして、地上回線の開通が難しい地域や、飛行機や船舶等へ通信環境を提供しています。また、大規模災害に備えた予備回線の提供も行っています。

Starlinkが与える変革とは

Starlinkが与える変革とは

次に、Starlinkが与えるインターネットへの変革について解説します。

Starlinkが与える変革1:情報格差(デジタル・ディバイド)の解消

国際電気通信連合(ITU)は、世界人口の66%つまり53億人がインターネットを利用している一方、27億人はいまだインターネットが使えない状況にあるとしています。※

特にアフリカやアジア、南米などの一部の国での非接続者率が高く、ネット利用者との間で生じる「情報格差(デジタル・ディバイド)」が大きな問題となっています。この問題は、「持続可能な開発目標(SDGs)」においても解消すべき課題として定められています。

Starlinkは、設置コストが低く高度なスキルをもった人材も不要なため、ネット普及率の拡大につながり情報格差が解消できます。また、世界中のどこでもインターネット利用ができることで、例えば山間部や海上からリモート勤務をすることも可能になります。

※引用元:Facts and Figures 2022 – Internet use

Starlinkが与える変革2:既存産業の効率化・最適化

Starlinkは、様々な産業の効率化や変革に役立ちます。

農業・漁業の最適化

Starlinkは、山間部や海上でのインターネット利用を可能にするため、AIやIoTを活用して農業や漁業における業務のスマート化にも役立ちます。

例えば農業では、植生指数を活用して時系列で農作物の生育状況や栽培適地などを調査・把握し、栽培管理を行うことができます。そして、作物収量予測による先物取引も効率的に行えるようになります。

また漁業では、海温情報などによる効率的な魚群探知が可能になり、漁業領域の絞り込みや水揚げデータの予測ができます。そして、監視カメラやセンサーを設置することで漁場のセキュリティを強化し、AIが捕獲量のデータと合わせて分析することで乱獲・密漁防止につながります。

エネルギー・土地資源の最適な活用

Starlinkの衛星インターネットを活用して、電力エネルギーのリソースや需給予測も可能になります。例えば、太陽光発電の需給予測や、風力・水力発電のリソースマップを作成し、エネルギーの効率的活用や発電所建設計画の最適化を目指すことができます。

また、降水予測・土壌水分・水場情報といった水資源の情報を収集・分析して河川の管理計画を行ったり、石油タンクの残量識別による石油備蓄量の推定をしたりすることも可能です。

ビッグデータを活用した新ビジネス

Starlinkの活用が増えることで、宇宙から届くビッグデータをリアルタイムで処理・分析し、地上回線から得られるデータと併せて活用していくビジネスが生まれます。

例えば小売業界では、衛星画像による地域別の顧客動向を把握したり、気象データと購買行動の関連性を分析したりすることで、顧客のUXを充実させるサービス展開が可能になります。

Starlinkが与える変革3:災害対策

Starlinkは、迅速なインターネット通信を可能にするため、災害を予測したり災害時の被害状況を把握したりする際にも役立ちます。

例えば、地殻変動データや地表面温度を計測して火山活動を監視し、地震や林野火災といった自然災害を予測することができます。

また、災害時に地上回線へアクセスが集中することを防げるため、人々が必要な情報を確実に伝送できるようになります。

Starlinkの活用で広がる可能性

Starlinkの活用で広がる可能性 

Starlinkは様々な企業と業務提携を結び、インターネットの可能性を拡大させています。

Microsoft「AzureSpace」

Microsoftは、2020年10月にSpaceXとパートナーシップを組み、新事業「AzureSpace」を開始しました。

Microsoftが保有する最先端のクラウド技術やAI技術、そして開発者向けのプラットフォームを宇宙産業や人工衛星技術と結び付けることで、農業やエネルギー産業など様々な産業のソリューションを提供することを目的としています。

KDDI「Satellite Mobile Link」

2022年12月より、KDDIはStarlinkを基地局のバックホール回線(携帯電話の基地局と基幹通信網を結ぶ中継回線)として活用したソリューションシステム「Satellite Mobile Link」を開始し、早速、様々な業界で導入が進んでいます。

例えば、建設業界に同サービスを導入することで、緊急時の連絡や大容量のデータ伝送などが容易になり、安全管理と情報伝達がスムーズになります。
導入事例として、大手総合建設会社である清水建設が2022年12月19日から北海道渡島トンネル工事現場での運用を開始している例が挙げられます。

また、ITインフラ未整備地域におけるデジタルデバイド解消も実現します。例えば、同サービスを構築して4G LTEを導入することで、住民の安全確認とともに住民に最新情報を提供することが容易になります。

まとめ

Starlink(スターリンク)が起こすインターネット革命!情報格差の解消と宇宙ビジネスの可能性 まとめ

Starlinkについてまとめると、SpaceX社が開発したインターネット用の衛星コンステレーションであり、世界中のどこでもネット利用を可能にする革新的技術として注目を集めています。

Starlinkによって、SDGsでも課題とされる「情報格差(デジタル・ディバイド)」を解消でき、様々な産業において業務の効率化や最適化が実現します。
また、ビッグデータを活用した新たなビジネスの足掛かりとしても期待されています。

さらに、災害予測や災害時の被害状況の把握、そして地上回線へのアクセス集中も防ぐことができます。

Starlinkは、Microsoftの「AzureSpace」やKDDIの「Satellite Mobile Link」のように、それぞれの企業が保有するIT技術やプラットフォームと合わせることでさらに活用の幅を広げています。

今後は、既存産業のDX推進だけでなく、宇宙ビジネスなど新たな活用も期待できるStarlink。自社が保有する技術と組み合わせて、どのように活用できるか検討してみてはいかがでしょうか。

★以下の記事もよく読まれています。

人材不足でお悩みの企業様へ

IT業界では長年課題となっている「慢性的な人材不足」と「案件の低単価化」…

この課題を解決するBtoBマッチングサービスがあるのをご存じですか?

その名も「ふるリモエンジニア」。

ふるリモエンジニア」は、フルリモート案件に特化し、システム開発案件を発注したい企業と受注したい企業を直接つなげることで、全国から開発リソースの確保することが可能になります。

人材不足でリソースを確保したい

リソース不⾜が原因で、 相談や依頼のあったシステム開発の受注を断念した経験はありませんか?

ふるリモエンジニア」では、開発体制の⼀部をフルリモート化することで、全国の実績豊富な開発企業と協業体制を築きます。

人材不足、リソース不足でお困りの企業様はぜひ一度ご相談ください。(詳細はコチラ)

発注企業様向けに新しく『Freeプラン』をリリースいたしました。

今だけ『初期費用0円キャンペーン』実施中のため、「完全無料」で当サービスの利用を開始していただけます。

ぜひ、この機会に「ふるリモエンジニア」へお申し込みいただき、サービスをお試しください。

※案件のご掲載をご希望の場合は、有償プランへのアップグレードが必要となります。

エンジニアをお探しの企業様へ フルリモート開発で人材不足を解決!まずは資料請求してみませんか?

案件を獲得したい

ふるリモエンジニア」は、システム開発を依頼したい企業と直接つながることができるBtoBマッチングサービスです。

フルリモート案件に特化することで、全国どこでも開発が可能となり、いままで断念していた案件の獲得も可能となります。

案件を獲得したい企業様はぜひ一度ご相談ください。(詳細はコチラ)

案件をお探しの企業様向けに『お試しキャンペーン』を実施しております。

キャンペーン期間中は、エンジニア登録2名様まで「完全無料」で当サービスをお試しください。

ぜひ、この機会に「ふるリモエンジニア」へお申し込みいただき、サービスをお試しください。

※3名様以上のご登録をご希望の場合は、有償プラン月額11,000円へのアップグレードが必要となります。

お試しキャンペーン

フルリモートに特化した開発案件が見つかる!まずは資料請求してみませんか?

アバター画像

ふるリモ編集部

ふるリモメディア編集メンバーが不定期で更新します。
システムエンジニア業界と社会の動向から今話題の最新トピックまで、わかりやすく紹介します!

関連記事Related article

おすすめ記事Recommend

ジャンルから記事を探すSearch by genre

カテゴリから記事を探すSearch by category

案件をお探しの企業様へ フルリモートに特化した開発案件が見つかる「ふるリモエンジニア」のサービス詳細はこちら案件をお探しの企業様へ フルリモートに特化した開発案件が見つかる「ふるリモエンジニア」のサービス詳細はこちら
エンジニアをお探しの企業様へ ふるリモエンジニアならBtoBでエンジニアの⼈材不⾜を解決!サービス詳細はこちらエンジニアをお探しの企業様へ ふるリモエンジニアならBtoBでエンジニアの⼈材不⾜を解決!サービス詳細はこちら