BPRとERPの関係性|BPRを成功させるためのポイントは

2023.02.01

BPRとERPの関係性|BPRを成功させるためのポイントは

BPRは業務改善をするうえで注目を集めており、作業工程を大きく効率化する方法です。

BPRを実現するための手段としてERPを導入する企業が多くなっています。

ここでは、BPRとERPの関係性やBPRを成功させるための導入ポイントなどを解説します。

BPRとは

BPRとは

「BPR」とは「Business Process Re-engineering」の略で、日本語では「業務プロセスの再設計」と訳されます。

業務内容や実務プロセスを根本から見直し、改善するうえで再設計を行い、作業工程を効率化する方法を指すことから、BPRとは企業全体で行う業務改革といえるでしょう。

長期間にわたって同じ業務を行っていくと、企業内での方針転換やシステム変更、新しい取引先とのルールの違いにより、どうしても無駄な作業が発生してしまいます。

そこで取り入れたいのが、プロセス自体を見直して業務効率化を目指すBPRです。

BPRの目的は、既存プロセスで行ってきた無駄なタスクや不合理な業務、安定せずムラが発生する作業を省いて効率化していくことです。

BPRを導入して抜本的な部分からプロセスを再構築すると、既存のプロセスを変更することになるので、業務構造やビジネスマネジメントが大きく変化します。

一からプロセスが変更されて業務構造が変わるため、一時的に従業員からの不満が発生することが予想されますが、長い目で見ると業務が効率化されスムーズに作業が進むので、定期的なBPRが必要であると言えます。

BPRと業務改善の違い

BPRと業務改善の違い

BPRは業務改革を行う方法ですが、似た意味を持つ「業務改善」との違いを解説します。

BPR(業務改革)

BPRは業務内容や実務プロセスを根本から見直すことなので、白紙の状態から業務プロセスを再構築することになります。

再構築する際はゴールを設定してから最短ルートを探っていくことになるので、業務プロセスが大きく変更されます。

加えて、一部の部署だけで行うのではなく、企業全体で行ってきた業務を改革するのがBPRなので、実務ルールが定着するまでは混乱も予想されます。

ですが、既存プロセスで発生していた「ムリ・ムダ・ムラ」が改善されるので、業務が効率化されたことを早く実感できるでしょう。

業務改善

業務改善は、企業全体の業務プロセスを見直すBPRとちがい、部署単位で行ってきた業務を細かく改善する方法です。

今まで遂行してきた実務の目的や工程から問題点を見つけ、その問題や課題を解決することによって生産性を高めることが期待できます。

業務改善はBPRより規模が小さく、比較的短期間で実施することができ、業務の混乱も起きにくいと予想されます。

BPRが注目されている背景

BPRが注目されている背景

1990年に提唱されたBPRは、バブル経済が崩壊し、急激に景気が悪化した企業から注目が集まりました。

BPRの提唱者であるマサチューセッツ工科大学のマイケル・ハマー教授は1980年代に活躍した日本の製造業をロールモデルにしたと語っています。

経営効率の向上が求められていた1990年のBPRは、業務効率化を目指したIT機器の導入やリストラを推進する企業が増え始めたため、かなりの混乱が生じて低迷していきました。

しかし、リモートワークが導入されるようになって働き方が変化してきたことや、2010年代以降の働き方改革推進によりBPRは国内で活発になってきます。

同じオフィスで業務を行わないリモートワークや、長時間労働の解消や労働力不足を補うために推進されている働き方改革では、企業による業務プロセスの抜本的な改善が必要です。

そこで一時期低迷したBPRの有用性が認知され始めました。

特に現状の労働基準法で規制するのが難しいとされる「残業時間の上限規制」は、実現されれば従業員のモチベーションやコストダウンに繋がるためBPRによる改革が期待されています。

多様な働き方を選択出来るようになりつつある近年では、BPRを効率的に実行するためのツールも多くなっています。

BPRとERPの関係性

BPRとERPの関係性

「BPR」という言葉を調べると、「ERP」という単語が一緒に出てくることがあります。

それはERPとBPRには深い関係があり、BPRを実現するにはERPが必要だからです。

ERPとは

「ERP(Enterprise Resouces Planning)」は、会社のあらゆる資源を適切に統合管理してマネジメントを行い、業務プロセスを抜本的に改革するための考え方で、日本では「経営資源計画」と呼ばれることもあります。

BPRとERPは一見同じように見えますが、BPRは既存のビジネスプロセスをゼロから再構築する考え方であることに対し、ERPは既存のビジネスプロセスを最善の方法と比較してから改善するという違いがあります。

企業システムを統合管理しながら、持っているデータを活用するだけでは、利益の向上という本来の課題をクリアすることができないため、BPRを組み込むことが必要になります。

しかし、業務を効率化しながら事業活動を柔軟に進めるにはBPRだけの導入では不十分といった側面から、ベストな方法を比較して活用するERPという手法も同時に行う必要があるのです。

ERPはBPRを実現するための手法で、ERPを行いながらBPRを導入することで、利益向上のプロセスを効率的に改善できます。

そのため、BPRとERPは密接な関係にあると考えられ、ERPを導入するときにはBPRを意識して運用することでより効果を発揮するでしょう。

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BPRを成功させるためのポイント

BPRを成功させるためのポイント

BPRはERPと密接な関係にありますが、同時に進行していくのではなくBPRをある程度導入して進めてからERPを決めるといった順序で行うと、業務プロセスの再設計はスムーズに進行します。

BPRは事業活動の基本になり、導入すべきERPもBPRに左右されるため正確に行いましょう。

導入する際のBPRを成功させるためのポイントは次のようなものがあります。

BPRを行う目的を明確にして目的意識を共有する

BPRを導入する前に、「どのような目的のためにBPRを行うのか」という目的や課題を明確にします。

目的や課題といったゴールが鮮明になると、リソースを重点的に振り分けるポイントはどこか、優先的に改革を進めていく業務は何かということが見えてきます。

優先順位を決める際には、各部署で業務の棚卸しが必要になります。

どのような業務にどのくらいのリソースを投入しているのかを部署ごとに可視化してから、企業全体ですり合わせを行うといいでしょう。

従業員への周知が足りていないと、この時点でエンジニアからクレームがきたり、ベンダーや担当従業員からのサポートが得られなかったりと問題が発生するかもしれません。

そのため、「なぜBPRが必要なのか」といったBPRを行う背景や目的、期待しているゴールなどを全社で共有して共通認識を作りましょう。

企業全体で行うBPRは、業務プロセスの改革や新しいシステムの導入が必要になるので、業務を遂行する従業員の力を借りながら行うとスムーズに進めることが可能になります。

まとめ

BPRとERPの関係性|BPRを成功させるためのポイントは まとめ

業務改革をするための「BPR」は、業務プロセスを再設計することをいいます。

今まで行ってきた業務プロセスを抜本的に見直し、無駄や問題なく稼働するように改善し、業務を効率化するものです。

そしてBPRと密接な関係にあり、一緒に導入することが多い「ERP」は統合基幹業務システムとよばれ、各基幹業務システムを統合してデータを一元管理できるシステムを指します。

ERPはBPRを実現するための1つの手法となり、ERP とBPRと連動させることで、大きな効果を発揮します。

BPRを行う際は担当従業員だけでなく、関係者からの協力が欠かせません。

目的意識の共有を行ってからBPRの導入をすることにより、大きな効果を上げることができるでしょう。

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