SIerの将来性は危うい?将来性の高いSIerの特徴とは

2022.10.05

SIerの将来性は危うい?将来性の高いSIerの特徴とは

IT技術が急速に進化し、自社開発企業が増えている今、SIerの将来性を危ぶむ声が出ています。

「2025年の崖」問題や多重請負構造によるネガティブイメージ、クラウドサービスの台頭など様々な要因がある一方、SIerの将来性は明るいという声もあります。

このページでは、SIerの将来性と将来性の高いSIerの特徴について解説します。

SIerの将来性が危ういと言われる理由

SIerの将来性が危ういと言われる理由

まずは、SIerの将来性を危ぶむ声が出ている理由を解説します。

多重請負構造によるエンジニア離れが絶えない

SIer業界は、大手SIerが下請けに仕事を依頼し、さらに孫請けに仕事を依頼するという多重下請け構造が根強く残っています。

下請けになるほど報酬が下がるにも関わらず、労働環境が過酷になるため、「新3K(きつい・厳しい・帰れない)」という印象が先行しています。

また、下請けに属するエンジニアは下流工程に携わることが多く、設計や要件定義などの上流工程を経験する機会に恵まれにくいというデメリットがあります。

そのため、SIer業界を離れるエンジニアが多く、SIerではIT人材不足が深刻化すると懸念されています。

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システムのクラウド化による需要の減少

従来の企業では、社内でゼロベースのシステム構築を行い、運用保守までをSIerに依頼するという形が一般的でした。

しかし、SaaSやPaaSといったクラウドサービスが登場してからは、「システムは構築するのではなく、既にあるものから使いたい分だけ利用する」という形に変化しています。

クラウドではシステムの運用や保守も行えるため、システムの構築から運用まで請け負っていたSIerの立場が危うくなると言えます。

開発スタイルの変化

SIerは、ウォーターフォール開発手法で予算やスケジュール管理、納品物を明確化することで官公庁や大手金融機関などの大規模なシステム開発に対応してきました。

しかし、ユーザーのニーズの流動性が高く、経済環境も予測しにくい今では、頻繁に仕様の変更や修正を加えるアジャイル開発手法が採用されています。

その流れに応じて、マイクロサービスのような仕様の変更や追加を前提としたサービスや、開発担当と運用担当が密に連携しながら開発していくDevOpsが注目されています。

モノリシックアーキテクチャに依存する企業や、開発担当と運用担当の連携が取れていない組織は時代の流れにマッチしにくいでしょう。

「2025年の崖」問題の要因として問題視される

「2025年の崖」問題とは、経済産業省が2018年に「DXレポート」※において提唱した言葉であり、レガシーシステムによって最大12兆円の経済損失が発生すると予想したものです。

レガシーシステムとは、必要に応じてシステムにカスタマイズを加えた結果、構造が複雑化してブラックボックス化した状態を指します。

そしてSIerの多くが、オンプレミスでフルスクラッチ開発を行うスタイルを基本としていたため、レガシーシステムが放置されているケースも少なくありません。

この状態を放置すると、将来的にシステム障害やセキュリティ攻撃を受けるリスクが高まるため、レガシーシステムからの脱却が求められています。

※引用:DXレポート平成30年9月7日デジタルトランスフォーメーションに向けた研究会

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SIerの将来性が高いと言われる理由

SIerの将来性が高いと言われる理由

次に、SIerの将来性が高いと言われる理由について解説します。

大規模なシステム開発のノウハウは今後も活用される

官公庁や金融機関などの大型システムは、全てをクラウド化することは難しく、オンプレミスの開発業務は今後も残存すると言われています。

またこれらの開発は、スピードや柔軟性よりもセキュリティの堅牢性と安定性が重視されるため、SIerが培ったノウハウが必要とされます。

そして、このような大型案件には、生保・損保企業やメーカーなどのパッケージソリューションの導入なども含まれるため、常に一定数の需要はあると言えるでしょう。

旧システムの移行作業がSIerに依頼される可能性がある

「2025年の崖」問題で指摘されているように、レガシーシステムの老朽化を解消する動きとして基幹システムや業務システムのマイグレーション作業が進められています。

どれも大規模なプロジェクトになるため、豊富なエンジニアを提供できるSIerの需要は高いでしょう。

IT人材を育成する機能がある

多くのSIerでは、スキルの高さよりも人員の多さを重視する傾向があるため、実務未経験のエンジニアを多く採用し、社内で育成する機能を保有しています。

IT人材の不足が深刻化している今、エンジニアを育成する仕組みが整っているSIerは重要な存在と言えます。

将来性が高いSIerの特徴とは

将来性が高いSIerの特徴とは

上記で解説した将来性が高いSIerの特徴は、大手SIerに多く該当するものと言えます。
そこでここからは、全てのSIerが生き残っていくために意識するべきことを解説します。

コンサルティングやパッケージソリューションの導入ができる

今後のSIerは、受託開発だけでなく、業務の効率化やコストの削減、利益向上につながるシステムを提案するといったコンサルティングができると有利になります。

また、DX推進のために基幹システムの効率化や情報の一元化をはかるERPやRPAといったパッケージソリューションを導入する企業も増えています。

実際に、以前オンプレミスのシステムを構築した顧客に対して、再度パッケージソリューションを導入するというケースも見られています。

そのことから、顧客に特化したオーダーメイドのシステム構築を行ってきたSIerは、そのノウハウを活かして最適なパッケージソリューションの導入を提案できると良いと言えるでしょう。

多重請負構造から脱却できている

SIerが存続していくには、受託開発だけでなく自社開発も行い、多重請負構造から脱却することが重要です。

テストや保守作業といった下流工程の受託開発しか請け負っていないSIerは、収入源が少なく、かつエンジニアにとってスキル向上が見込みにくいため将来的に不利になります。

受託開発に加え、自社で新規システムやアプリの開発などを積極的に行うことで、収入面が期待できるだけではなく、優秀なIT人材の内製化につなげることができます。

そして、新たにビジネスを開拓する際は、ぜひ地方自治体や地元企業との連携を検討してみてください。

特に地方では、農業や水産業、医療・福祉などを主な産業とし、IT技術の普及が遅れている地域もあります。

リモートワークが普及する今、サテライトオフィスやオンライン研修を活用して、地方の未経験エンジニアを育成することができれば、地方創生とIT人材不足の解消につながります。

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働き方改革に積極的に取り組んでいる

新型感染症の拡大により、今まで以上に柔軟な働き方が受け入れられるようになりました。

SIer業界でも、クラウドサービスの台頭によりインフラ部分のシステム開発もリモートワークで対応できるケースが増えています。

今後IT人材不足を解消するには、地方在住のエンジニアや様々な事情で出社が難しい人材などを有効に活用する取り組みが求められます。

「ふるりもエンジニア」はフルリモートの案件に特化したマッチングプラットフォームです。都心部と地方の開発企業が直接マッチングすることで、中間マージンをカットすることができ、多重請負構造のデメリット解消につなげられます。

地方のIT企業を活用したいSIerや、受託開発と並行して自社開発を進めているSIerは、ぜひ活用してみてください。

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まとめ

SIerの将来性は危うい?将来性の高いSIerの特徴とは まとめ

SIerの将来性についてまとめると、多重請負構造やクラウド化、開発スタイルの変化により従来のシステム構築の需要が減っていること、そして2025年の崖問題の要因として問題視されていることから、将来性を危ぶむ声があります。

一方で、大規模なシステム開発のノウハウがあり、IT人材を育成する機能があるSIerは将来性が高いという声もあります。

今後は、業務の効率化や利益の向上につながるシステムやパッケージソリューションを提案できるSIerが有利になるでしょう。

また、受託開発だけでなく自社開発も行い、収入源を複数確保することで多重請負構造から脱却できると言えます。

働き方改革に取り組み、「ふるりもエンジニア」のようなフルリモートワークの案件に特化したプラットフォームを活用すれば、新たなビジネスを開拓するチャンスも生まれます。

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