SDGs達成に向けたエンジニアの取り組み|開発におけるタスク

2022.09.13

SDGs達成に向けたエンジニアの取り組み|開発におけるタスク

SDGs達成に向けたエンジニアの取り組み

SDGsとは、世界をより良いものにするための国際的な目標を指します。

Sustainable Development Goalsの略で、日本語では「持続可能な開発目標」と訳されており、2015年に開催された国連サミットで採択され、15年後の2030年に達成するための目標であり指針です。

SDGsは17の分野別目標が設定されており、さらに169の達成基準(ターゲット)に細分化されています。

細かく見ていくとIT業界やIT部門で貢献できる分野もあり、システムやアプリケーション、ソフトウェアの開発で飛躍するケースも考えられるのです。

エンジニアが今後どのように取り組みをすすめていけばSDGsに貢献、そして目標達成ができるのかを紹介します。

SDGsの個々の開発目標

SDGsの個々の開発目標

SDGsにおける17の分野別目標は以下の様に定義されています。

飢餓や貧困、平等な教育

目標1~6は、飢餓や貧困、平等な教育など開発問題、加えてジェンダーなどの差別問題についての内容になっています。

・目標1:貧困をなくそう

・目標2:飢餓をゼロに

・目標3:すべての人に健康と福祉を

・目標4:質の高い教育をみんなに

・目標5:ジェンダー平等を実現しよう

・目標6:安全な水とトイレを世界中に

経済やクリーンエネルギー、格差是正、街づくり

目標7~12は、経済やクリーンエネルギー、人や国の格差問題、街づくりなどの目標です。

全体的に、発展途上国よりも先進国向けの目標と言えるでしょう。

・目標7:エネルギーをみんなに そしてクリーンに

・目標8:働きがいも経済成長も

・目標9:産業と技術革新の基盤をつくろう

・目標10:人や国の不平等をなくそう

・目標11:住み続けられるまちづくりを

・目標12:つくる責任 つかう責任

地球規模の自然や世界平和

目標13~17は、気候変動や海洋資源、陸上生態系のような環境問題、世界的な平和などの地球規模での目標が並んでいます。

・目標13:気候変動に具体的な対策を

・目標14:海の豊かさを守ろう

・目標15:陸の豊かさも守ろう

・目標16:平和と公正をすべての人に

・目標17:パートナーシップで目標を達成しよう

エンジニアだからこそ考えられるSDGs

エンジニアだからこそ考えられるSDGs

SDGsにおいてエンジニアができることは無限の可能性があります。

目標実現に向けてさまざまな取り組みをしていく「SDGs」に向けて、特に情報技術を利用した方法をエンジニア向けにIT・ICT・IoTと分けて紹介していきます。

IT:情報通信技術全体 / パソコン端末(コンピューター)、ソフトウェアなど

ICT:通信技術を活用した技術全般 / SNS・ネット検索・ネット通販・ネット学習など

IoT:モノが直接的にインターネット通信へと繋がる技術 / 自動運転・スマート家電・遠隔医療など

飢餓や貧困、平等な教育

「目標2:飢餓をゼロに」

持続可能な農業や畜産は、積極的なIoT利用で効率的かつ確実な収穫が期待できます。

開発が遅れている国で農業を円滑にする知識の普及や、生産量を増やす技術開発はエンジニアにとってのタスクです。

農業や畜産においてドローンによるモニターや温度湿度管理、家畜のエサ調整、また散水や農薬散布を適時・適量実施する最適なコントロールなどは効率的な収穫に繋がります。

さらに、マーケットを機能させて生産・収穫物の価格を調整することや、食料の備蓄量の情報共有なども必要になってくるでしょう

「目標3:すべての人に健康と福祉を」

健康的な生活を確保し、福祉境域を広げる活動は、ICTで取り組んでいる領域です。

主に医薬品の開発や効果のシミュレーション、健康寿命を延ばす仕組みの解析やウェアラブル端末の活用、また世界で健康をおびやかす危険な状態が発生したときの対応などは、エンジニアの仕事が求められる分野でしょう。

加えて、保健に関わる予算管理や保健サービスに関わる職員のスキル向上なども、ソフトウェア開発によって叶うかもしれません。

「目標4:質の高い教育をみんなに」

質の高い教育を確保しながら生涯学習の機会を促進するために、ICTは大いに活躍します。

地域創生にも関わってきますが、学習端末を用いたオンライン・リモート授業の実施などは、エンジニアが行っているフルリモートワークが応用できます。

また、学習効果を高めるためのソフトウェア開発がすすめられているため、同時にIT活用の知識や経験のある先生の数を増やすことも課題となります。

「目標5:ジェンダー平等を実現しよう」

SNSというツールをうまく活用し、格差社会やジェンダーへの働きかけが行われているように、ICT技術は啓蒙活動家から強く求められるようになった分野です。

MeToo運動もSNSを通して広がった運動で、女性や子どもはもちろん、一部の男性にとっても、ジェンダー平等は大切な課題となっています。

経済やクリーンエネルギー、格差是正、街づくり

「目標7:エネルギーをみんなに そしてクリーンに」

クリーンな再生可能エネルギーは、持続可能な近代的エネルギーとしてIoTで管理する方法での導入促進が注目されています。

エネルギーにまつわる膨大な気象データを解析や予測、シミュレーションできる強力なコンピュータパワーは、再生可能エネルギーの安定稼働において重要な役割を果たしています。

火力や水力発電などの電源と調整しながらでも再生可能エネルギーを推進するため、IoTによる発電効果の向上が期待されています。

「目標9:産業と技術革新の基盤をつくろう」

産業と技術革新の発展にはITテクノロジーの利用が欠かせません。

ITのインフラ構築には、包摂的かつ持続可能な産業化の促進及びイノベーションの推進を図ることが求められており、デジタルトランスフォーメーション(DX)によって技術革新を加速化し、高度なプロセスをITで転換していくことが求められます。

現段階では、先進国のITテクノロジー発展と途上国では大きな差ができているため、このデジタル格差をどのように改善していくのかが重要な課題となるでしょう。

「目標10:人や国の不平等をなくそう」

人や国間での不平等を是正するため、グローバルな視点でITシステムやネットワーク整備をすすめていくことが求められています。

富と所得の格差は多くの国でかつてないほど拡大しており、世界全体の富の約3割は1%の富裕層が保有しているといわれていました。

「目標10:人や国の不平等をなくそう」のターゲットの中には、以下のように資産の是正がトップにうたわれています。

 

『2030年までに、各国の所得下位40%の所得成長率について、国内平均を上回る数値を漸進的に達成し、持続させる。』

引用:外務省 「JAPAN SDGs Action Platform」

もちろん、年齢や性別、障がい、人種、民族、生まれ、宗教、経済状態なども問題視されており、全ての人が、能力を高め、社会的や経済的、政治的に取り残されないように、ICTの効果的な活用が求められます。

「目標11:住み続けられるまちづくりを」

都市膨張の余波と共に、スラム化した地域の改善にもIoT技術は役立つでしょう。

「住み続けられる」というのは、災害などの被害に耐えられ、被害があってもすぐに復興できる力を指しており、インフラシステムのデジタル化やオートメーション化の見直しを推進しています。

アジア地域で顕著にみられるスラム化は、治安の悪化や環境汚染、教育の低下にもつながるため、ICTの力で貧困からの脱却を促す方法も考えられています。

日本では、「すべての人が生活しやすいまちづくり」を目指し、地域創生の取り組みも活発化しています。

「目標12:つくる責任 つかう責任」

持続可能な生産消費形態を確保するためには、生産と消費を結ぶ形を循環型にシフトしていく必要があります。

そのためにはIoT技術で、サプライチェーンの整備や流通、そして販売の仕組みを変えていく方法がベターでしょう。

さらに商品ライフサイクルを適正化してフードロスを抑え、一般・産業廃棄物を最小にするためもITの力は必要不可欠なのです。

地球規模の自然や世界平和

「目標13:気候変動に具体的な対策を」

干ばつや大洪水など気候変動で起こる災害の影響を緩和し、適応していくためにIT技術は進歩しています。

CO2排出を低減し、排出した二酸化炭素(CO2)と同じ量を吸収または除去する取り組み「カーボンニュートラル」では、地球温暖化を防ぐために温室効果ガスの削減などを推進しています。

一方、IT業界では「グリーンIT」という、地球環境への負荷を低減したIT機器や基盤、システムを導入・活用した取り組みが行われており、脱炭素化時代に向けて有効なアプローチを模索中です。

「目標14:海の豊かさを守ろう」

海洋・海洋資源を保全し、漁業従事者の雇用を守ることにもIoTとICTが活用できます。

河川汚染問題の改善に繋がる技術開発やビーチクリーン活動の呼びかけ、副資材の包装材について簡易包装の研究など、汚染物質排出を抑えるとともに、海洋資源・水産物を適性に管理することが目標です。

とくにマイクロプラスチック放流問題では、科学的調査や研究、広報、啓発などにIoTとICTは役立つでしょう。

「目標15:陸の豊かさも守ろう」

海の豊かさと共に、陸の豊かさを守るためにもIoTとICTが活用できます。

土壌や大気への汚染物質排出を抑えながら、生態系の維持・管理することが求められており、森林を管理して砂漠化を阻止することも尽力しなくてはなりません。

さまざまな生態系をモニターし、森林管理をITの活用により拡大していくことで、より効果を高めることが期待されます。

SDGsに対するITの活用例

SDGsに対するITの活用例

フードロス削減にIOTを利用する

フードロス(食品ロス)は、本来食べられるにもかかわらず食品を廃棄する行為を指します。

家庭内で起こる家庭系食品ロスもあれば、飲食店などからの事業系食品ロスもあり、これらは3つの理由から起こります。

1.賞味期限切れ

2.需要予測ミス

3.不十分な在庫管理

これらはAIを活用して在庫情報や販売情報を分析・研究することで、必要最低限の在庫につなげることが期待できます。

需要と供給のバランスを図り、ムダをなくすことによって、食品ロスや廃棄、運送エネルギーの削減に繋げられることも期待できます。

格差社会やジェンダーへの働きかけ

格差社会やジェンダー問題と聞くとスケールが大きいテーマと捉えがちですが、身近な問題では育児に追われて就労困難になった家庭があげられます。

特に日本の女性は「女はこうあるべき」という規範が強く、出産後から働くことが難しくなっているでしょう。

今後、リモートを活用したテレワークが多くなれば、通勤時間をそのまま家事や育児、スキル向上にあてられるため、女性の社会進出が今以上にアクティブになるかもしれません。

またICTを利用した事例に、SNSを通して広がった「MeToo運動」があり、ジェンダーレスで平等な社会を実現するために、ICTを活用するのは有意義です。

そして、ITの習熟度やITの利用環境を整備していくことで、地方創生の試みも進み、働き方の自由度はさらに高まるので、地方の格差問題も緩やかになっていくことが期待できます。

地方創生は経済回復のカギ

ITは教育や福祉、ヘルスケア、インフラ、環境など、社会課題を解決するためにも大いに活用されています。

少子高齢化や都市部への人口流出による過疎化の解決策になるであろう「地方創生」を実現するためには、デジタル・トランスフォーメーション(DX)を推進していくことが重要です。

遠隔地から社内データにアクセスすることや、インターネット経由でビデオ会議を行う仕組み、また地方でのエンジニア採用などすべてクラウド技術が利用できます。

テレワークを実現するためにはクラウドが必要不可欠になり、サテライトオフィス設置の推進なども取り組みが活発化しています。

今後は、5Gを始めとする最先端テクノロジーの普及により、遠隔診療や自動農場管理など、さらにイノベーティブな取り組みが増えることも予想されます。

まとめ

SDGs達成に向けたエンジニアの取り組み|開発におけるタスク まとめ

SDGsに対応するITエンジニアの領域は、限りなく広い可能性を秘めています。

ほとんどの目標・ターゲットにプログラミング技術が使われていることから、エンジニアがSDGsの達成に貢献していくのは間違いないといえます。

維持のシステム開発や環境改善などの直接貢献、加えて、教育システムの構築や啓蒙活動の呼びかけなどの間接貢献まで、多様な用途でITが活用されている事実があります。

少しでも多くITで実現可能なものを見つけ、SDGsの目標の達成にまい進していきましょう。

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