増加しているサーバー攻撃の最新状況|手口を知り効果的な対策を!

2023.01.12

増加しているサーバー攻撃の最新状況|手口を知り効果的な対策を!

コンピューターシステムに対して、ネットワークから侵入してデータの破壊や改ざん、窃取を行うサイバー攻撃は、2019年4月から2020年4月にかけて30%増加していることが総務省の調査で分かっています。

サーバー攻撃は組織や企業、あるいは個人に標的を定めて攻撃をしかける場合や、無差別に不特定多数に対して攻撃をしかける場合もあり、目的も金銭を要求するものから愉快犯まで多種多様です。

ここでは、近年のサーバー攻撃の手口や対策について解説します。

今までのサーバー攻撃と最新のサーバー攻撃

今までのサーバー攻撃と最新のサーバー攻撃

サーバー攻撃は数多くのセキュリティ対策を施していても、姿や形を変え、増え続けています。

情報システムやデータにおけるセキュリティリスクを冒さないためにも、サーバー攻撃の現状を知っておきましょう。

今までのサーバー攻撃

2000年頃に続発したのはコンピューターシステムを破壊し、そのシステムに潜り込むワームを仕掛けるサーバー攻撃でした。

この攻撃はマルウェア(malware)とよばれ、コンピューターウイルスやワーム、トロイの木馬、スパイウェアなどを用いてユーザーのデバイスに襲いかかるものです。

悪意のあるプログラムやソフトウェアを総称するマルウェアは、英語のmalicious(マリシャス:悪意のある)にsoftware(ソフトウェア)の2つの単語を組み合わせた造語といわれています。

マルウェアに侵されたコンピューターは、ネットワークから侵入してきた第三者からデータを盗まれたり改ざんされたりという事態に陥りました。

しかし、マルウェア自体はウイルス対策ソフトなどを駆使して定期的にスキャニングで分析すれば対処できるレベルだったので、比較的対策が立てやすかったと言えます。

2015年頃のサーバー攻撃

2015年頃になると、ブロードバンドやWi-Fiなどの通信接続サービスが普及し、SNSやクラウドなどのユーザーサービスが提供され、スマートフォンやタブレットなどのIoT機器が登場しました。

それにより、システム環境は大幅に多様化され、セキュリティ対策も遅れがちになりました。

攻撃者の手法も進化した結果、被害が拡大してきます。

IPAが発表している「情報セキュリティ10大脅威」とういう調査で2013年に1位になったサイバー攻撃の被害数ランキングは、クライアントソフトウェアの脆弱(ぜいじゃく)性を突いた攻撃でした。

そして2014年になると、業務に関係するメールだと信じて開封してしまうウイルス付きのメール(標的型メール)が流行り、2015年にはインターネットバンキングやクレジットカード情報の不正利用が登場したりとサーバー攻撃は複雑化してきました。

最新のサーバー攻撃

近年の標的型のサーバー攻撃は、ほかで知り得た情報を基にして担当者を装ったメールでマルウェアを送信するような込み入った形を取ってきており、気づいたときにはすでにプログラムに侵入されているケースが多くなっています。

標的型のサーバー攻撃を進化させたものがサプライチェーン攻撃です。

これは、取引先や支社などを含めたビジネス関係の中でセキュリティが脆弱な所から本命を狙うもので、ランサムウェアを使用して業務に必要な情報を利用・閲覧できなくする攻撃です。

攻撃を受けると、システムやデータを破壊されることや書き換えられる恐れがあります。

攻撃の目的は、業務に必要な情報を利用・閲覧できるよう元に戻すための身代金や、情報を抜き取ることです。

さらに、テレワークが定着しつつある近年では、セキュリティ対策の不備を狙ったサーバー攻撃が目立っています。

自宅やサテライトオフィスなどからクラウドサービスを利用するとき、加えてデバイスの多様化によるシャドーITなどは、企業ネットワークのファイアウォールよりも脆弱なエンドポイントになっているでしょう。

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サーバー攻撃の実例と被害

サーバー攻撃の実例と被害

サーバー攻撃はさまざまな所で行われています。

その中でも1番攻撃回数が多いのは、オリンピック開催都市への攻撃かもしれません。

2012年のロンドンオリンピックからサーバー攻撃が本格化し始め、2021年開催の東京オリンピックでは国を挙げてさまざまなセキュリティ対策が講じられました。

東京オリンピックの運営によると、影響を与えるようなサーバー攻撃は確認されなかった」と発表されていますが、サーバー攻撃自体は合計4億5,000万回もあったとされています。

ここでは、被害が認められたサーバー攻撃の実例とその被害を紹介します。

1.2022年6月に大手リサーチ会社がサーバー攻撃を受け、情報を流出してしまった可能性があるという発表をしました。

その情報流出の可能性があるのは合計101,988件という数で、攻撃方法は「SQLインジェクション」というアプリケーションの脆弱性を狙ったものでした。

この件での被害は、再発防止に企業ホームページを5日間ほど閉鎖したほか、提供している一部のWebサービスも一時中断しました。

「SQLインジェクション」というサーバー攻撃は、2022年4月の調査で全体の18.9%を占めていることも分かっています。

2.2022年3月に日本国内の大手自動車メーカーがサーバー攻撃を受けました。

このケースのサーバー攻撃方法はサプライチェーン攻撃で、被害を受けた自動車メーカーの取引先がマルウエア感染したので、その影響を受け自動車メーカーも1日ほど稼働を停止させたというものです。

たった1日の稼働停止ですが、専門家の試算によると億単位の被害が発生したようです。

サプライチェーン攻撃を受けた取引先のセキュリティ状況は分かりませんが、「中小企業だからサイバー攻撃の標的にされない」と考えるのはよくあることです。

しかし、取引先である大手企業を攻撃するために中小企業を狙うケースも実際に発生しているので、「うちは小さい会社だから大丈夫」と過信せず、セキュリティ対策は慎重に行わなくてはならないでしょう。

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サーバー攻撃への対処法

サーバー攻撃への対処法

マルウェア対策

マルウェアとは、悪意を持って作られたプログラムのことで、コンピュータウイルスやスパイクウェアなどの種類があります。

コンピュータがマルウェアに感染してしまうと、内部にあるファイルが破壊されたり情報が流出したり、内容を書き替えられたりする可能性が出てきます。

マルウェアの主な感染経路は、コンピュータウイルスやスパイクウェアが添付されたメールで、マルウェアが入ったメールを開いたりダウンロードすると、そのパソコンはマルウェア感染してしまうのです。

このマルウェアの対策には、従業員のセキュリティ対策教育が必要となります。

基本的なことですが、怪しいメールは開かずに削除したり、不審なURLや添付ファイルはクリックしないように周知してください。

さらに、ウイルス対策ソフトウェアの導入も検討したほうがいいでしょう。

ウイルス対策ソフトウェアは、マルウェアの特徴を識別でき、メールの内容や添付ファイルをスキャンできるものを選ぶとマルウェア感染を防げます。

ファイアウォール

ファイアウォールは「防火壁」という意味を持っており、ほかへの延焼を防ぐための壁と考えられています。

ローカルネットワークとインターネットの境目に設置され、ネットワークの門番のような役割で外部ネットワーク間の通信か安心して利用できるか、遮断するかを判断します。

ファイアウォールを導入することで、多くの不正アクセスからコンピュータを守ることができます。

不正アクセスは悪意を持った第三者からの侵入行為であり、盗聴やなりすまし、フィッシング、サービス妨害などの脆弱性を狙った攻撃です。

ファイアウォールを設置すると、送信元または送信先のIPアドレスやポート番号、そして通信の日時などの情報からインターネットからの不正通信を検知・遮断し、システムの管理者にアラートを送ることもできます。

まとめ

増加しているサーバー攻撃の最新状況|手口を知り効果的な対策を! まとめ

サーバー攻撃とは、インターネットなどのネットワーク環境を経由してコンピュータやサーバーなどに保存されている情報を改ざんしたり、破壊や窃盗などを行う行為を指します。

現状では、攻撃者の特定が難しかったり、潜在的な被害が見えづらかったり、国を越えた攻撃が増えていることから、情報を持つ側がセキュリティ対策を施すことが最優先されます。

実際にサーバー攻撃を受けた企業の中では、身代金を要求されたり、情報の漏えいや破壊、データの書き換えなどが行われています。

金銭や情報窃取等の目的意識を持たず、世間を騒がせることに喜びを感じる愉快犯なども存在するので、サーバー攻撃への対処は重要な項目です。

この機会にセキュリティ対策を見直してはいかがでしょうか。

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