PWA(プログレッシブウェブアプリ)とは?ネイティブアプリとの違いやメリットを解説!

2022.11.17

PWA(プログレッシブウェブアプリ)とは?ネイティブアプリとの違いやメリットを解説!

WebサイトやWebアプリをネイティブアプリのように使える技術であるPWA。
モバイルアプリ市場が飽和状態の今、開発の効率性とユーザーの利便性を両立させる技術として注目されています。

このページでは、PWAの概要と導入するメリット、そして導入方法と注意点について解説します。

PWA(プログレッシブウェブアプリ)とは

PWA(プログレッシブウェブアプリ)とは

まずは、PWAの基礎知識と、注目されている背景について解説します。

PWAとは

PWA(Progressive Web Apps)とは、WebサイトやWebアプリをネイティブアプリのようにスマートフォンにインストールできる技術のことを言います。

iOSとAndroid双方で同じ仕様のアプリを動かせるクロスプラットフォーム技術であり、開発しやすい点とユーザーの利便性を向上することができる点で注目を集めています。

PWAが注目されている背景

PWAは、開発側にとって大きなメリットがあり、以下の背景によって注目を集めています。

ネイティブアプリの開発コストを抑えたい企業が増加

スマートフォンの利用者が増え、新たなネイティブアプリへの需要が高まっていますが、iOSとAndroidの両方で使えるアプリを開発するには大きなコストがかかります。

そしてアプリを開発しても、ユーザーに受け入れられなければ淘汰されてしまうリスクがあるため、コストを抑えて新規アプリを開発することを望む企業が増えています。

PWAを開発する場合は、iOSとAndroidごとに開発環境を用意する必要がなく、アプリストアへの登録も不要なため、開発や運用にかかるコストを抑えられる技術として注目されています。

PWAが普及する環境が整った

従来、iOSでPWAを利用することができなかったため、iOS利用者の多い日本ではあまり注目されてきませんでした。

しかし、2018年にAppleがiOSのブラウザであるSafariに「Service Worker」と呼ばれる機能を搭載したことにより、「iOS + Safari」の環境下でPWAが活用できるようになりました。

さらに、2022年6月にはiOSでのPWAのプッシュ通知も可能になったことからも、今後はますますモバイルでのPWAの活用が増えると予想できます。

そして、MicrosoftもブラウザのMicrosoft EdgeにPWAを対応させており、PCでのPWAの活用場面も増えてくると言えます。

PCでのPWAの活用が増えていることがわかる例として、Googleが発表したPWAのインストール率のデータ※を見ると、2021年2月1日〜2022年2月1日におけるPCでのPWAのインストール率は、対前年比270%も増加していることがわかります。

今後は、デバイスを問わずPWAの普及率が高まると言えるでしょう。

※引用元:Powerful apps fueled by the web: How developers are engaging an expanding ChromeOS audience

PWA導入のメリット

PWA導入のメリット

次に、PWAの特長と導入するメリットについて解説します。

iOSとAndroidどちらでも使えるアプリを低コストで開発できる

ユーザーがスマートフォンでアプリを利用するには、「アプリストアにアクセス→目的のアプリを探す→インストールする」という手順が必要になります。

一方でPWAは、Webサイトを「ホーム画面に追加」すればすぐにインストールでき、デバイスの容量もネイティブアプリと比べて少ないため、インストール率を向上させることができます。

また、開発者にとっても、ネイティブアプリのようなUIのWebサイトを開発できるため、アプリストアのガイドラインにとらわれることなく、自由度の高い開発・運用が行える点がメリットと言えます。

アイコン表示やプッシュ通知が使える

PWAはホーム画面にアイコンを表示できるため、ユーザーがスムーズにWebサイトにアクセスできるメリットがあります。

そして、ネイティブアプリのようにプッシュ通知機能を使用できるため、企業が新商品やキャンペーン情報を通知することができます。

それらの機能により、ユーザーのアクセス数や再訪率、そしてCV率の向上につなげることができます。

通信量・データ容量が少なくて済み、高速化やオフラインでの利用も可能

PWAはネイティブアプリと比べて通信量やデータ容量が少なく済むため、ユーザーのデバイスに通信制限がかかってしまった場合や、通信環境が良くない場所でも使用しやすいメリットがあります。

また、PWAは「キャッシュ」という初回に読み込んだ情報を保管しておく機能を使用できるため、2回目以降にアクセスする場合は表示速度を早められる特長があります。

さらに、あらかじめページを読み込んでおけばオフラインでも使用することができるため、ユーザーは電波の状況に左右されません。

このようにユーザーの使い勝手を向上させることで、Webサイトの滞在時間を増やすことにつながります。

オーガニック検索からの流入が期待できる

ネイティブアプリの場合、ユーザーが不要と判断すればアンインストールされてしまい、企業の商品やサービスは意識されにくくなります。

一方でPWAはWebサイトのため、GoogleやYahoo!のような検索エンジンからユーザーを流入させることができます。

そのため、ユーザーが一時的にアイコンを削除してしまったとしても、Webサイトの良さをアピールできれば再度回帰させることができます。

PWAの注意点と導入方法

PWAの注意点と導入方法

最後に、PWAを導入するうえで把握しておくべき注意点と、導入する方法について解説します。

PWA導入の注意点

ネイティブアプリと比べてメリットの多いPWAですが、以下の2点を把握しておく必要があります。

通常のモバイルサイトと比較して開発コストがかかる

PWAは、ネイティブアプリと比べて開発コストを抑えられますが、プッシュ通知やアイコン化の機能を追加するため、モバイルサイトより開発コストがかさみます。

また、PWAは注目度が高まっているとはいえ、普及率はそこまで高くなく、かつ技術も発展途上なため、導入に関する事例やドキュメントが少ない点もデメリットといえます。

ネイティブアプリも運用している場合は管理コストが倍増する

既にネイティブアプリを開発している企業が、新たにPWAを導入する場合は、開発・運用コストが倍増するという懸念があります。

ただ、将来的に全てのアプリをPWAに移行する予定であれば、長期的に見てPWAの導入がコスト削減につながるといえるでしょう。

PWAの導入方法

PWAの開発には、主に3つの作業を行います。

WebサイトをSSL化させる

PWAは「Service Worker」というプログラムで動作するため、それに対応させるにはWebサイトをSSL化させる必要があります。

SSL化とは、httpsに対応させることで暗号化された安全な通信方式を導入することができ、第三者から情報が抜き取られることを防ぐことができます。

マニフェストファイルを作成する

マニフェストファイルとは、アイコンをタップすればWebサイトを起動できるようにしたものです。

アプリの画像や説明文などの情報を設定していくファイルであり、UIを充実させるために必要になります。

Service Workerを設定する

プッシュ通知やブラウザ内でのキャッシュの作成を実現させるためには、「Service Worker」という基盤の機能が必要です。

また、Googleの「Progressive WebApp Checklist(Google Developers)」には、PWAの実装に関する項目が記載されているため、チェックリストとして活用することができます。

まとめ

PWA(プログレッシブウェブアプリ)とは?ネイティブアプリとの違いやメリットを解説!まとめ

PWAについてまとめると、Webサイトをネイティブアプリのように使用できるクロスプラットフォームであり、開発者とユーザーの両方にメリットがある技術として注目されている技術です。

ネイティブアプリ市場が飽和状態にあり、新規アプリを開発するコストが売上に見合わない場合があるため、開発コストを抑えるためにPWAに注目する企業が増えています。

また、PWAの開発環境が少しずつ整ってきていることも、注目を集めている理由と言えます。

PWAを導入すると、低コストでネイティブアプリのようなUIを実現できることや、ページ速度の高速化やオフラインでの利用を可能にすること、そしてオーガニック検索からの流入が期待できるといったメリットがあります。

ただ、通常のモバイルサイトの開発よりコストがかかる点や、既にネイティブアプリを開発している場合は、管理コストが倍増する点が注意点と言えます。

PWAを導入するには、専用の基盤である「Service Worker」を設定し、WebサイトをSSL化させてセキュリティ対策を行うことなどが必要です。

自社のWebサイトのユーザーのUXを改善したいと考えている企業や、ネイティブアプリを効率的に開発したいと考えている方は、ぜひPWAの導入を検討してみてください。

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