レガシーシステムの問題点とはー脱却する方法を考えてみる

2022.09.08

レガシーシステムの問題点とはー脱却する方法を考えてみる

経産省によるDXレポートでは、DXの推進を妨げるものとして「レガシーシステム」が問題視されています。

このページでは、レガシーシステムの概要とそれによって起こり得る問題、そして脱却するにはどのような取り組みが必要なのかについて解説します。

レガシーシステムとは

レガシーシステムとは

まずは、レガシーシステムの概要について解説します。

レガシーシステムとはシステムのブラックボックス化

レガシーシステムとは、導入から長い期間が経過し新しいIT技術に対応できなくなった古いシステムをいいます。

法改正や業務変化に対応するためにパッチを繰り返した結果、システムがブラックボックス化してしまい、拡張性やセキュリティ性が低いのが特徴です。

企業は非効率とわかっていながらも、ビジネスを止めるわけにはいかないため、脱却できずにいるケースも多いでしょう。

「2025年の崖」でDXを阻むものとして深刻視されている

2018年、経済産業省が「DXレポート」において「2025年の壁」を提唱し、レガシーシステムで最大12兆円の経済損失が発生すると予想しています。

それは2025年以降に、多くの既存の基幹システムのサポートが終了するため、レガシーシステムを放置した企業はシステム障害やセキュリティ攻撃を受ける危険性があるからです。

また、多様化するビジネスモデルに対応できず、企業の競争力が低下することも経済損失につながるとしています。

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レガシーシステムによって起こり得る問題とは

レガシーシステムによって起こり得る問題とは

次に、レガシーシステムによって具体的にどのような問題が生じるのかを解説します。

システム障害やセキュリティトラブルによる経済的損失

ブラックボックス化したシステムでは、大量の情報を高速に処理することが難しくなり、システム障害が発生するリスクが高まります。

そして古いシステムの場合はメーカーのサポート期間が終了しているケースも多く、トラブル対応に多大な時間とコストがかかると予想されます。

そういったシステム障害が頻発するとユーザーの顧客満足度が低下し、企業の信頼性低下にもつながります。

また、レガシーシステムはセキュリティ面でも脆弱性が注視されています。

セキュリティ攻撃は年々進化し続けているため、企業は常に最新のセキュリティ対策を行う必要があります。

しかし、適切なセキュリティ対策を行わないまま放置していると、サイバー攻撃を受けてデータを損失するリスクが生じます。

市場競争から脱落する

流動性の高い市場ニーズに対応するには、最新技術を活用して顧客に新しい価値を提供する取り組みが不可欠です。

しかし、レガシーシステムを使い続けている企業ではシステムの安定稼働にリソースを取られ、その余裕が無い場合も少なくありません。

そして最新システムと互換性がないと、コンプライアンス基準に対応することも難しくなり、事業継続そのものも難しくなります。

働き方の多様化に対応できず人材不足に陥る

古い技術を使用し、変更を重ねたシステムは構造が複雑なため、限られた人しか扱えないのが現状です。

そしてその担当者が退職した後は、新たに運用できる人材を確保するのは不可能に近いといえます。

また、今ではITエンジニアが不足しているため、地方の人材も積極的に採用し、フルリモートで業務を進める傾向が高まっています。

しかし、オンプレミスで属人的なシステムの場合、働き方の多様化に対応しきれず、より人手不足が深刻化するでしょう。

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レガシーシステムから脱却するには

レガシーシステムから脱却するには

企業がレガシーシステムから脱却するためには、システムの現状を分析した後に3つの要素を取り入れると効果的です。

基幹システムの現状分析を

まずは、システムにどのような機能が実装され、どのように運用保守を行っているのかを把握することから始めます。

必要なデータと破棄してもよいデータを見える化していくことで、効率的に業務改善につなげることができます。

1:モダナイゼーション

レガシーシステムを新しいものに置き換える手法として「モダナイゼーション」があります。

モダナイゼーションとは、蓄積したデータを既存のシステムに温存したまま、新しいシステムに構築・設計し直すことを指します。

主に新しいシステムに置き換える「リプレイス」、クラウド上の新しい基盤に移し替える「リホスト」、そして新しいプログラミング言語を使用して開発し直す「リライト」の3つの手法があります。

2:マイグレーション

「移動」を意味する言葉「マイグレーション」は、既存のシステムやデータを別の環境に移すことを指します。

システムの移行を目的とするものに「レガシーマイグレーション」、データの移行を目的とするものに「データマイグレーション」があります。

開発言語を書き換える「リライト」やシステム全体を再構築する「リビルド」を行った後にテストを行い、本番環境での運用を進めます。

段階的に移行させることができるため、リスクを抑えつつレガシーシステムから脱却できる点がメリットです。

3:クラウドの活用

システムをクラウド化させることで、運用にかかるコストが外部ベンダーに支払うサービス料のみとなり、保守にかかっていたコストやリソースを削減することができます。

また、クラウド化してシステムを標準規格に変更させることで、機能の追加や修正が行いやすく、顧客ニーズに迅速に対応できるようになります。

最後に:レガシーシステムからの脱却を成功させるコツ

クラウド化で気を付けたいのが、オンプレミスとクラウドが入り混ざることで生じる「システムのサイロ化」です。

サイロ化とは、データが分散していて連携がうまく行われず、一部のシステムが孤立してしまう状態を指します。

サイロ化が起こると、データを効率的に活用できない可能性があるというデメリットが生じます。

これを防ぐためには、開発基盤を1つに統合することや、他のシステムと連携しやすいソフトウェアを導入することが有効です。

社内で最適なソフトウェアや開発環境を選択できる人材の確保が難しい場合は、SREエンジニアを活用するといいでしょう。

SREエンジニアとは「サイト信頼性エンジニアリング」を扱う人材をいい、システムの基盤やクラウドの導入、プロダクトのリリースに向けたトラブル対策などを行います。

また、経済産業省の「IT導入補助金」制度を活用すれば、ツールの導入に関わる援助を受けることができます。興味がある方は、ぜひチェックしてみてください。

まとめ

レガシーシステムの問題点とはー脱却する方法を考えてみる まとめ

レガシーシステムの問題点についてまとめると、仕組みがブラックボックス化してしまい、新しい技術に対応できなくなった古いシステムをいいます。

この状態を放置していると、システム障害や最新技術を適用できないことによる多大な経済損失が予想され、IT人材不足も加速させる懸念があります。

レガシーシステムから脱却するには、モダナイゼーションやマイグレーションといった手法や、クラウド技術を用いて新しいシステムに変換させる必要があります。

そして、その取り組みを成功させるためには、SREエンジニアのような専門家や、国の補助金を活用すると有効です。

自社のシステムを新しく刷新したいと考えている方は、ぜひ検討してみてください。

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