LINE上で動くWebアプリ「LIFF(リフ)」とはー導入メリットと活用事例を解説

2023.03.28

LINE上で動くWebアプリ「LIFF(リフ)」とはー導入メリットと活用事例を解説

国内の月間ユーザー数9,400万人(2022年12月末時点)※を抱えるLINEのWebアプリ「LIFF(リフ)」。LINEの利便性と集客性を活用し、新規顧客の開拓や既存ユーザーのCX向上が期待できるとして注目されています。

このページでは、LIFFの概要や関連サービスとの違い、導入メリット、そして活用事例と効果的な活用について解説します。

※引用元:LINEキャンパス

LIFFとはー関連サービスとの違い

LIFFとはー関連サービスとの違い

まずは、LIFFの概要と関連するサービスとの違いについて解説します。

LIFFとは

LIFF(LINE Front-end Framework)とは、LINEが提供するWebアプリを開発するためのプラットフォームであり、LIFFで動作するWebアプリを「LIFFアプリ」と呼びます。

企業は、LIFFアプリでメンバーズカードやクーポン券の提供、そしてモバイルオーダーなどのサービスを展開し、ユーザーのCX向上につながる施策を行うことができます。

また、ユーザーはLIFFアプリを通して、SafariのようなWebブラウザと同じ感覚でWebサイトを閲覧することが可能です。そのため、企業のサービスを利用する際にLINEと他のWebアプリを行き来する必要がありません。

LIFFはMessaging APIを拡張させたもの

ユーザーに合わせたLINEのチャットボットを作成するAPIとしてMessaging APIがあり、その機能を拡張させたものがLIFFとなります。

Messaging APIとは

LINEには、ユーザーと自動で会話するチャットボット「LINE Bot」がありますが、Messaging APIを利用することで、より複雑なやり取りが可能になります。

「Messaging API」とは、企業の公式アカウント向けに提供されているチャットボット作成APIです。トーク画面で画像やボタンなどをレイアウトできる「Flex Message」や、特定のメッセージに対して最大13個のアクションを表示する「クイックリプライボタン」などを搭載しています。

LIFFとMessaging APIとの違い

LIFFは、Messaging APIの機能をさらに拡張させたものになります。

例えば、Messaging APIではキャンペーン情報の送信や企業サービスの予約、決済機能などをチャットボットに搭載するのに対し、LIFFアプリではクーポンの発行やデジタル会員証といったWebアプリとしての機能も展開することができます。

LIFFとLINEミニアプリの違い

「LINEミニアプリ」はLIFFアプリの一つであり、LINE上で企業のサービスを展開できる専用アプリです。

トークルームに通知するカスタム機能「Service Message」があり、ユーザーは企業の公式アカウントを友達追加しなくても企業のサービスを利用できるため、手軽にアクセスできる点がメリットです。

LIFFアプリはスマートフォンとWebブラウザの両方で動作しますが、LINEミニアプリはスマートフォンのみ動作し、LINEの審査を受けて認定を得る必要があります。

LIFFの特長と導入メリット

LIFFの特長と導入メリット

LIFFでは、アプリの開発から新規顧客の開拓、既存顧客のCX向上、そしてユーザーリサーチといった様々な工程で活用できます。

LIFFのメリット1:迅速にネイティブアプリの機能を開発できる 

LIFFはLINEのユーザー認証やログイン機能を利用するため、LIFFアプリを開発する際に新たに会員登録の機能を実装する必要がありません。

また、一からネイティブアプリを開発する場合、iOSやAndroidそれぞれの開発コストや審査の手間がかかるのに対し、LIFFアプリは低コストかつ迅速に開発することができる特長もあります。

さらに、LIFFアプリは外部ブラウザとの連携機能も優れており、Google検索などで表示したリンクから開くことも可能です。そのため、LINE BotのようなLINEの中だけで利用できるサービスと比べて集客のチャンスを広げやすく、費用対効果が高いと言えるでしょう。

LIFFのメリット2:新たな潜在顧客を呼び込む

LIFFは、LINEのユーザーIDを活用することで新たな顧客の呼び込みにも役立ちます。

ユーザーIDと顧客情報を連携させてスムーズな利用を促せる

従来、自社のサービスを新たなユーザーに利用してもらうためには、ユーザーにアプリをダウンロードしてもらい、会員登録してアカウントを開設してもらう必要がありました。

それに対しLIFFアプリは、LINEのユーザーIDとブラウザを紐づけられるため、ユーザーはトークルーム上で手軽に企業のWebサイトを開き、サービスを利用することができます。

また、LINEが保有するユーザーIDをそのまま活用できるため、企業は顧客の個人情報を抱えるセキュリティリスクを回避しながら、ユーザーにパーソナライズしたサービスを展開できるというメリットがあります。

LINE公式アカウントへ登録を促せる

LIFFアプリでは、ユーザーが自社の公式アカウントに友だち追加しているかどうかもわかるため、潜在顧客に対して友だち追加を促す機能を利用してアプローチすることができます。

LIFFのメリット3:既存顧客のCX向上につながる

LIFFには、既存顧客のCXを向上させる様々な特長があります。

LINE Botで多様なサービスを提供できる

LINE Botにはユーザーのメッセージに自動返信する機能がありますが、LIFFを利用することでより高度なサービスを提供できます。

例えば、入力フォームによってサービスの利用申し込みや予約などを行うシステムも搭載することができます。従来はWebブラウザを通して一から個人情報を入力する手間があったサービスをLINEのトーク画面から気軽に利用できるようになることで、ユーザーのCX向上につながります。

QRコードを活用してキャンペーンに誘導できる

商品や店舗のQRコードをLIFFアプリで読み取ることで、企業のキャンペーンやクーポンに誘導させることができます。この機能を活用して様々な施策を行うことで、ユーザーとコミュニケーションをとる機会が増え、ユーザーのCX向上につなげることができます。

LIFFを市場・ユーザー分析に活用できる

LIFFの外部連携機能やアンケート機能は、企業が市場やユーザーのニーズ分析を行う際に役立ちます。

アンケート作成と集計ができる

アンケート機能はLINEだけでも利用できますが、LIFFを活用すると企業が質問内容を特定したり、アンケート結果を集計したりすることができます。

さらに、プルダウンで項目の選択や、入力文字のチェック、利用規約への同意欄など、アンケートに必要な項目を簡単に作成できるため、迅速にユーザーの意見を収集することができます。

ファネル分析ができる

「ファネル分析」とはマーケティングの分析手法のひとつであり、ユーザーが商品を知ってから購入に至るまでの行動プロセスを分析するものです。ユーザーの離脱につながる工程が無いかを把握し、ボトルネックを改善させるという目的があります。

LIFFを外部のファネル分析ツールと連携させることで、ユーザーのIDに紐づくプロフィールとアクションを追跡し、ユーザーに合わせたマーケティング施策を行うことができます。

LIFFの活用事例とLIFFアプリ開発のポイント

LIFFの活用事例とLIFFアプリ開発のポイント

最後に、LIFFを実際に活用している企業事例と効果的な活用法について解説します。

LIFFの活用事例1:モバイルオーダー

LIFFでは、ユーザーIDとLINE Payアカウントを連携させることで、LINE上で注文から決済まで完結させられるモバイルオーダー機能を提供できます。
ユーザーの「並ばずに購入したい」「レジでのやり取りをできるだけ簡略化したい」といったニーズに応え、企業にとっても人件費削減につながるというメリットがあります。

例えば、サントリー食品インターナショナルが提供しているボトルスタイル・カフェ「TOUCH-AND-GO COFFEE」は、自分好みのコーヒーをLINEで注文できるモバイルオーダーサービスを提供しています。

このサービスでは、LINEの公式アカウント上でコーヒーをカスタマイズして事前決済を済ませ、ロッカーで商品を受け取ることができるという新しい顧客体験を実現しています。

※引用元:LINE for Business

LIFFの活用事例2:デジタル会員証

LINE IDと企業が管理する顧客情報を紐づけることで、デジタル会員証として活用することができます。

デジタル会員証にすることで、ユーザーは紙の会員証やポイントカードのように持参し忘れることが無くなり、キャンペーン情報や限定商品の情報もLINEで獲得できるというメリットがあります。

そして企業もデジタル会員証によって正確な顧客データを把握し、ユーザーに合ったキャンペーンを展開できるため、より的確なマーケティング施策が可能になります。

例えばロクシタンジャポンでは、LINEスタンプの獲得顧客に対してキャンペーンを行い、新規顧客の獲得に成功させています。また、ロイヤリティー会員にはLINEのトーク画面で優待サービスを提供するといった属性に合わせたアプローチを行うことで、ユーザーのCX向上につなげています。

※引用元:LINE for Business

LIFFの活用事例3:アンケート

LIFFで作成したアンケートから得た情報とユーザーIDを紐づけることで、よりパーソナライズした情報発信を行えるため、ユーザーとの関係構築に役立ちます。

例えば資生堂のスキンケアブランド「dプログラム」は、商品のサンプリングイベントをLINE上で実施し、当選者にはトーク画面でアンケートに答えてもらうという施策を行いました。

この取り組みにより、同社はユーザーとコミュニケーションをとりながら同時にアンケートを行い、マーケティング施策を行えるというメリットを得ています。

また、同時に様々な肌悩みを抱えるアンバサダーが商品を利用するシーンをLINEのトーク画面で発信することで、潜在顧客へのアプローチにも成功しています。

※引用元:LINE for Business

LIFFを活用したアプリ開発を成功させるには、ユーザーデータを徹底的に分析しCX向上のための施策設計を行うことが重要です。

LIFFアプリは、ネイティブアプリなどと比べると独自性を出しにくく、競合他社との差別化が難しいと言えます。その一方で、LINEが持つユーザーの属性や行動データと自社の既存データを組み合わせることで、ニーズ理解とパーソナライズしたサービスの提供につながります。

LIFFアプリの特長を活かした施策を行うためには、自社でデータを分析して活用できるエンジニアや、データドリブンの施策を行う体制を整備する必要があります。必要に応じて、外部のLIFFアプリ開発企業や専門人材を活用するのも有効でしょう。

まとめ

LINE上で動くWebアプリ「LIFF(リフ)」とはー導入メリットと活用事例を解説 まとめ

LINE上で動くWebアプリLIFFについてまとめると、LINEが提供するWebアプリを開発するためのプラットフォームであり、ユーザーのCX向上につながる施策に役立つツールだと言えます。

LIFFはMessaging APIの機能を拡張させたものであり、LIFFアプリの一つにLINEミニアプリがあります。

LIFFは、アプリの開発から顧客のCX向上、そしてマーケティング施策に至る工程において次のような導入メリットがあります。

<アプリの開発>
・迅速にネイティブアプリの機能を開発できる

<新規顧客の開拓>
・ユーザーIDと顧客情報を連携させてスムーズな利用を促せる
・LINE公式アカウントへ登録を促せる

<既存顧客のCX向上>
・LINE Botで多様なサービスを提供できる
・QRコードを活用してキャンペーンに誘導できる

<市場・ユーザーリサーチ>
・アンケート作成と集計ができる
・ファネル分析ができる

LIFFアプリの開発を成功させるには、ユーザーデータを徹底的に分析しCX向上のための施策設計を行うことが重要なため、データを分析して活用する人材と体制を整備する必要があると言えます。

ぜひ、自社ではどのようにLINEを活用し、どのようなLIFFアプリが開発できるか検討してみてください。

★以下の記事もよく読まれています。

人材不足でお悩みの企業様へ

IT業界では長年課題となっている「慢性的な人材不足」と「案件の低単価化」…

この課題を解決するBtoBマッチングサービスがあるのをご存じですか?

その名も「ふるリモエンジニア」。

ふるリモエンジニア」は、フルリモート案件に特化し、システム開発案件を発注したい企業と受注したい企業を直接つなげることで、全国から開発リソースの確保することが可能になります。

人材不足でリソースを確保したい

リソース不⾜が原因で、 相談や依頼のあったシステム開発の受注を断念した経験はありませんか?

ふるリモエンジニア」では、開発体制の⼀部をフルリモート化することで、全国の実績豊富な開発企業と協業体制を築きます。

人材不足、リソース不足でお困りの企業様はぜひ一度ご相談ください。(詳細はコチラ)

発注企業様向けに新しく『Freeプラン』をリリースいたしました。

今だけ『初期費用0円キャンペーン』実施中のため、「完全無料」で当サービスの利用を開始していただけます。

ぜひ、この機会に「ふるリモエンジニア」へお申し込みいただき、サービスをお試しください。

※案件のご掲載をご希望の場合は、有償プランへのアップグレードが必要となります。

エンジニアをお探しの企業様へ フルリモート開発で人材不足を解決!まずは資料請求してみませんか?

案件を獲得したい

ふるリモエンジニア」は、システム開発を依頼したい企業と直接つながることができるBtoBマッチングサービスです。

フルリモート案件に特化することで、全国どこでも開発が可能となり、いままで断念していた案件の獲得も可能となります。

案件を獲得したい企業様はぜひ一度ご相談ください。(詳細はコチラ)

案件をお探しの企業様向けに『お試しキャンペーン』を実施しております。

キャンペーン期間中は、エンジニア登録2名様まで「完全無料」で当サービスをお試しください。

ぜひ、この機会に「ふるリモエンジニア」へお申し込みいただき、サービスをお試しください。

※3名様以上のご登録をご希望の場合は、有償プラン月額11,000円へのアップグレードが必要となります。

お試しキャンペーン

フルリモートに特化した開発案件が見つかる!まずは資料請求してみませんか?

アバター画像

ふるリモ編集部

ふるリモメディア編集メンバーが不定期で更新します。
システムエンジニア業界と社会の動向から今話題の最新トピックまで、わかりやすく紹介します!

関連記事Related article

おすすめ記事Recommend

ジャンルから記事を探すSearch by genre

カテゴリから記事を探すSearch by category

案件をお探しの企業様へ フルリモートに特化した開発案件が見つかる「ふるリモエンジニア」のサービス詳細はこちら案件をお探しの企業様へ フルリモートに特化した開発案件が見つかる「ふるリモエンジニア」のサービス詳細はこちら
エンジニアをお探しの企業様へ ふるリモエンジニアならBtoBでエンジニアの⼈材不⾜を解決!サービス詳細はこちらエンジニアをお探しの企業様へ ふるリモエンジニアならBtoBでエンジニアの⼈材不⾜を解決!サービス詳細はこちら