IDE(統合開発環境)とは?迅速に開発環境を構築してチーム開発に活かす

2022.12.20

IDE(統合開発環境)とは?迅速に開発環境を構築してチーム開発に活かす

プログラミングを効率化する上で欠かせないIDE(統合開発環境)。今やIDEを使うか否かではなく、どのように自社に最適なIDEを選択するかが問われています。

このページでは、IDEの概要と利用するメリット、そして最適なIDEの選び方について解説します。

IDE(統合開発環境)とは

IDE(統合開発環境)とは

まずは、IDEの基本情報と構成要素、そしてIDEが多く使われるようになった理由を解説します。

ソフトウェアを開発する環境を揃えたIDE

IDE(統合開発環境)とは、「Integrated Development Environment」の略であり、ソフトウェアを開発する上で必要な複数のツールを、1つのGUIで使えるようにしたものです。

IDEが搭載しているプログラミングツール

IDEは、主にプログラミングに必要な以下の要素で構成されています。

  • テキストエディター:コードを記述する
  • コンパイラ:ソースコードからオブジェクトコードに変換する
  • リンカ:コンパイルで生成された複数の中間ファイルをまとめて実行可能ファイルに生成する
  • デバッガ―:プログラムのバグを修正する

このような基本の機能を備えた一般的なIDEのほか、モバイルアプリ開発に用いるモバイル開発用IDEや、クラウドベンダーのサービスを活用したクラウドIDEがあります。

そして、IDEには無料で使えるオープンソースと、商用に利用される有料のものがあります。多くの機能が無料で使えますが、追加で他のプログラミング言語を導入させたい場合や、より専門的な機能を追加したいときには有料版を活用できます。

IDEが使われるようになった背景

従来、エンジニアはコーディングとコンパイル、リンク、デバッグといった作業それぞれに必要なツールを揃え、別々に作業を行っており、開発環境を構築するにも多大なリソースを割いていました。

しかし今では、エンジニアが1人でバックエンドからフロントエンドを扱うことも少なくないうえ、複数の言語やフレームワークを使い分け、かつ頻繁にプロダクトの改善と修正を重ねながら開発に携わっています。

そのため、開発環境の構築やファイルの管理などを迅速かつ効率的に行えるものとしてIDEが多く使われるようになりました。

IDEとテキストエディター、フレームワークとの違い

IDEは、その性質からテキストエディターやフレームワークと混同されることがあります。

テキストエディター
コードの編集機能に特化したものがテキストエディターであり、簡単な作業やコーディングだけに集中したいときに使用されます。

コンパイルやデバッグといった機能は付いていないため、コードを記述し、さらにそれを実際に動作させたいときにIDEが役立ちます。

フレームワーク
フレームワークは、主にWebアプリの開発に使えるテンプレートであり、開発に伴う処理の全体の流れをわかりやすく管理して、効率化できるものです。コードアルゴリズムやデータベース連動などの機能が含まれています。

一方IDEは、開発を行うための環境そのものであり、ソフトウェア開発をする環境構築を容易にしたものを指しています。

IDEを利用する4つのメリット

IDEを利用する4つのメリット

次に、実際にIDEを利用することでどのようなメリットがあるのかを解説します。

IDEを利用するメリット1:必要な開発環境を瞬時に構築できる

開発環境を構築するには、様々なツールをダウンロードする作業や互いの連携設定など多くの手間がかかりますが、IDEを利用すればインストーラを実行するだけで完了します。

開発者は環境構築にかかる作業へのリソースを減らせるため、新しいアプリケーションの開発に早くとりかかることができます。

また、プログラミング初心者でも各ツールの扱い方を習得する必要が無くなるため、環境構築に戸惑って開発の進捗に遅れが生じることも防げます。

IDEを利用するメリット2:プログラミング作業を効率化できる

IDEは、エンジニアのプログラミング作業を効率化できる様々なツールを備えています。

構文の自動補完機能
スマートフォンで文字を入力する際に便利な予測変換機能が、IDEにも備わっています。数文字入力すると候補となる構文がリスト表示され、希望の構文を選ぶと自動入力してくれます。

この機能により、エンジニアは大幅に記述量を減らすことができ、かつ正確なコードにすることできるため、開発の負担を軽減できます。

構文エラー機能
コードを記述している途中にミスがある場合、IDEは赤い線などで警告を出してくれます。

テキストエディターではこういった構文のミスを発見しにくいため、IDEを活用することでエラーの解消に時間をかける手間もなくなります。

IDEを利用するメリット3:言語それぞれのルールを全て把握しなくて済む

IDEの自動補完機能を使えば、エンジニアは扱う言語の全ての構文やルールを把握する必要はありません。

自動補完機能によって入力をカバーしつつ、エラーの原因を細かく確認することができるため、使いながら構文を学習することができます。

IDEを利用するメリット4:チームで開発を行う場合も効率的

複数のエンジニアで開発を行う場合にも、IDEを利用するメリットがあります。
統合された環境でコーディングを行うことで、互いのコードを共有したり再構成したりすることが容易になります。

また、リリース後のアプリケーションに修正や変更を加える場合も、他のメンバーが記述したものであっても手を加えやすくなります。

そして、開発環境がIDEに統合されていることで使用するツールやワークフローが決定しているので、新しいメンバーを開発に追加する際にもスムーズに行えます。

自社に合うIDEの選び方

自社に合うIDEの選び方 

最後に、自社の開発環境や開発したいプロダクトに合わせたIDEの選び方について解説します。

対応のプログラミング言語で選ぶ

多くのIDEは多言語で利用することができ、拡張機能も豊富に揃っています。その中でも「Eclipse」は、JavaのIDEとして使用されていましたが、今ではプラグインを使うことで20以上ものプログラミング言語に対応します。

また、テキストエディターで記述したコードをすぐに実行することができる点や、デバッガーも装備されているので、開発の効率化に役立つでしょう。

さらに、Eclipseをベースにして作られたIDEに「Aptana Studio」があり、特にWebサービスを開発するのに適しています。

他にも、KotlinやScalaのような比較的新しい言語を使用したい場合は、Java用のIDEでもある「IntelliJ IDEA」が適しています。

開発したいプロダクトで選ぶ

IDEの中には、スマホアプリの開発に適したものもあります。例えば「Xcode」はApple社が提供するIDEであり、Apple製品に向けたプロダクトの開発に特化しています。

また、「Android Studio」はAndroidが公式IDEとして提供しており、Androidアプリを開発する際に役立つツールやフレームワークを豊富に備えています。

クラウドで使えるIDEを選ぶ

今ではリモートワークが普及していることから、クラウド上で使えるIDEも様々なベンダーから提供されています。

クラウド型IDEは、PCに環境を設定する必要がないため、初心者でもすぐに開発を進めることができます。

代表的なIDEに、「AWS Cloud9」や「GitHub Codespaces」、「Paiza Cloud」などがあり、これらはセキュリティ対策も万全なため、利用しやすいでしょう。

まとめ

IDE(統合開発環境)とは?迅速に開発環境を構築してチーム開発に活かす まとめ

IDE(統合開発環境)についてまとめると、テキストエディターやコンパイラ、リンカ、そしてデバッガーなど、ソフトウェアの開発に必要な開発環境を備えたものと言えます。

エンジニアのリソースを有効に活用するため、IDEが多く使われるようになりました。

IDEを利用することで、エンジニアのスキルレベルを問わず迅速に必要な開発環境を構築することができ、すぐに開発に取り掛かることができます。

また、プログラミングをする際にも便利な自動補完機能や構文エラー機能なども備えており、複数の言語に対応していることから、幅広い開発をスムーズに進めることができます。

そして、チームで共通のIDEを使うことで互いのコードを共有しやすくなり、修正や追加も容易になります。また、このことは新しいエンジニアが加わるときにも、役立つと言えます。

IDEは、提供するベンダーによって対応可能な言語や機能が異なります。自社の開発に必要な機能の優先順位を付け、最適なIDEを活用してみてください。

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